【リンパの巡りを促す簡単ストレッチ】6つのリンパ節を同時に刺激して重だる体をスッキリさせる方法

 【リンパの巡りを促す簡単ストレッチ】6つのリンパ節を同時に刺激して重だる体をスッキリさせる方法
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須藤玲子
須藤玲子
2023-05-06

体がむくんでスッキリしない…。重くてだるい…。寒暖差の激しい春は、体調を崩すほどではないけれど、なんとなく不調を感じる人が多いようです。今回は、そんなちょっとした倦怠感の解消、リンパ節を刺激して流れをよくするストレッチの紹介です。手間のかかるマッサージは不要!手軽にできるので早速やってみませんか?

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リンパの流れと不調の関係とは?

私たちの体には血管と同様に、全身を巡るリンパ管があります。その中を流れるリンパ液には、体内に入った細菌、余分な水分や老廃物などを回収し、リンパ管が集合するリンパ節へ運ぶ役割があります。リンパ液は呼吸や筋肉を動かすことで流れるため、体をあまり動かさない人や、座りっぱなし、立ちっぱなしの時間が長い人は滞りやすくなります。そのままにしておくと、倦怠感やむくみを代表とする不調になって現れ、さらに、ウィルスや細菌を排出できないと深刻な不調や病気につながることもあります。

6つのリンパ節を刺激!春の倦怠感を解消するストレッチ

今回は、脚の付け根から上半身をメインに、体の前面にある6つのリンパ節を刺激します。

リンパ節
イラストAC

・鼠径リンパ(脚の付け根)

・腹部リンパ節(下腹部)

・脇下リンパ節(脇の下)

・肘リンパ節(肘の内側)

・鎖骨リンパ(鎖骨周辺)

・頸部リンパ節(首の横側)

やり方

1)右脚を前、左脚を後ろにした横座りになる。右足の裏は左の腿に、左足の裏はお尻の横に寄せておく。

横座りの姿勢
photo Reiko Sudo

2)右手をお尻から少し離れた後ろの床に置く

脚を左側にした横座りから右手を後ろの床に着いた体勢
photo Reiko Sudo

3)右手で床を押し、左手を天井に引き上げ、体の前面を広げて呼吸を整える(6つのリンパ節を意識して)

横座りから片手を後ろの床に着き、もう片方の手を引き上げて体の前面を広げた体勢
photo Reiko Sudo

4)息を吸いながらお尻を床から浮かせる。腿の前、脚の付け根から、お腹、胸、脇、鎖骨から首を伸ばし、ゆっくりと3回呼吸を繰り返す

横座りからお尻をひきあげ体の前面を広げるストレッチ
photo Reiko Sudo

5)息を吐きながらゆっくり腕とお尻を下し元の位置に戻る

6)脚を入れ替えて反対側も同様に行う。

6つのリンパ節を刺激しながら体の前面を気持ちよく伸ばすストレッチです。深い呼吸とともに無理のない範囲で行いましょう。
リンパの流れはもちろん、血液の巡りも良くなります。体内の滞りが解消されて身も心もスッキリするはず!

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AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。



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