【それじゃ効果半減…】うっかりやっているかもしれないストレッチの誤解4つ
体の不調や運動不足を解消するためにストレッチをしていても、間違ったやり方ではせっかく時間をかけて行っていてもその効果は半減してしまったり、場合によっては体を痛めてしまうことも。当てはまることがないか、一度チェックしておきましょう。
ストレッチの誤解
体のために、と毎日の生活の中にストレッチを取り入れている方も多くいらっしゃると思いますが、実はやり方を間違えていると効果が半減、場合によっては体を痛めてしまうこともあります。
今回はストレッチをする時に覚えておいて欲しいNGポイントを4つご紹介します。
誤解1:伸ばそうとしている場所を意識していない
例えば、前屈をしている時に手がつま先や床につくことや開脚で大きく脚を開くといった、理想の体の動きや姿勢(見た目の形)ばかりを気にしていませんか?それよりも、今やっているストレッチはどこを伸ばそうとしているのか、体のどこを使っているのかを意識することが大切です。
硬さを感じる部分はどれだけ伸びそうなのか?動きはなめらかか?無理なく伸びている感じがあるか?など、ストレッチ中に体に起こっていることに意識を向けていきましょう。見た目にほとんど体が動いていなくても伸びを感じられることもあるので、見た目にこだわらなくても大丈夫です。
誤解2:呼吸を忘れている
頑張りすぎていつの間にか息を止めてしまっていたり、そもそもストレッチ中に呼吸をしているかを気にしたことがない、といったことはありませんか?
息が止まっている時は体が緊張していて筋肉が硬くなっているので、その状態でストレッチをしようとしても思うように体は動きません。楽に呼吸ができている時は筋肉の緊張が適度に抜けてストレッチしやすくなっています。
ストレッチ中は体がどれだけ動いているかを気にするよりもゆっくりと深い呼吸を続けるようにしましょう。呼吸を忘れやすい人は、ストレッチ前に楽な姿勢で数回呼吸を繰り返すのもおすすめです。
誤解3:勢いをつけて体を動かす
勢いをつけて体を動かそうとすると必要以上の力が入って、体に余計な負担がかかります。伸ばそうとする部分に余計な負荷がかかったり、呼吸が止まっていることもあるので、勢いに任せて体を動かすのは避けましょう。
自分のできる範囲を無理に超えようとする動きは負担のもとですので、要注意です。
誤解4:痛みを感じる方が効果があると勘違いする
「硬い体を柔らかくするにはある程度の痛みは我慢…」と思って、無理に動いて筋肉や関節に過度な負担をかけてしまうケースも見られます。痛みや不快感は体に緊張をもたらすので、ストレッチには逆効果です。痛気持ちいい程度なら良いですが、この場合でもやり過ぎにならないように注意が必要です。
いかがでしたか?当てはまっているな…と思ったポイントがあった方は今後はそうならないように意識して、簡単なストレッチでも痛みやケガを引き起こさないように慎重にストレッチしましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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