ボディラインが崩れる元凶「猫背」のクセをリセット!「脳内マップ」を書き換える胸椎エクササイズ

 ボディラインが崩れる元凶「猫背」のクセをリセット!「脳内マップ」を書き換える胸椎エクササイズ
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イメージした体になれない…ボディメイクを邪魔しているのは、実は誤った「脳内マップ」が原因かも!?猫背を直して「脳内マップ」をリセットする、胸椎エクササイズをご紹介します。

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猫背の記憶がボディラインを崩す

猫背の姿勢は、肩の上の盛り上がりや、二の腕やバストのたるみなど、ボディラインの崩れも引き起こします。
一度体にクセがつくと、なかなか直らないため、中には子供のころから猫背であきらめている、という方もいるのではないでしょうか。

猫背はデスクワークやスマホの見過ぎなど、頭が前にスライドして首が前に傾き、背中が丸くなった姿勢です。

脳は、長時間とっている姿勢を正しい姿勢だと認識すると言われています。猫背の姿勢が長く続くと、脳はそれを正しい姿勢だと認識し、その姿勢が崩れると元に戻ろうとします。(これをここでは「脳内マップ」と呼びます)そして徐々に筋肉の長さもその姿勢に合わせて変化していきます。
常に広がっている背中側の筋肉は長くなり、縮まっている胸側の筋肉は短くなってしまうのです。
この筋肉の長さの変化が、肩の上の盛り上がり、二の腕、バストのたるみを引き越してしまいます。最初は少しの姿勢の崩れだったのが、時間をかけてボディラインの崩れへとつながってしまうのです。

猫背
イラストAC

猫背を直したいなら脳内マップをリセットする!

ボディラインの崩れを解消するには、猫背を直して姿勢を正し、その姿勢を日常でもできるだけ長い時間キープすることが必要です。誤った脳内マップを一度リセットし、正しい姿勢をインプットしなおすのです。これにより脳は美しい姿勢を正しい姿勢だと再認識し、その結果、筋肉も適正な長さに戻り、ボディラインも引き締まります。

猫背の脳内マップを書き換えるには、第一歩として、硬くなって動きが少なくなっている、背骨の胸の部分「胸椎」の可動性を取り戻すことが必要です。
胸椎には肋骨がついているので、首や腰の背骨に比べて関節が多く、固くなりやすいです。丸めたりそらせたりしっかり動かすことで、脳内マップをリセットし、書き換えましょう。

脳内マップ
イラストAC

脳内マップをリセット!胸椎を動かすエクササイズ

1.うつ伏せになり、骨盤の3点(恥骨、腸骨の一番高い部分)を床につける。肘から下を床につけ頭を起こし、手でこぶしをつくる。

2.息を吸いながら肘で床を押し、骨盤は床につけた状態で、みぞおち、おへそを天井に引き上げ、背中を丸くする。目線はおへそのほうに向ける。

3.息を吐きながら、肘で床を押しながら胸をそらしていく。この時に首の後ろにしわが寄らないように肩甲骨の間あたりで背中をそらすようにする。呼吸に合わせて繰り返す。

胸椎
イラストAC

詳しい動きはこちらの動画をご確認ください

骨盤はつけた状態で、背中の上の方の胸の部分の背骨を動かすことがポイントです。胸椎が硬くなっている方にとっては、最初は難しい動きかもしれませんが、わずかな動きでも、動きの方向性があっていれば、繰り返すたびに胸椎が柔らかくなるのが実感できると思います。
デスクワークが続いたら、一度胸椎を動かして脳内マップをリセットしてあげることを習慣にしてみてください。そして日常でも正しい姿勢を意識してとるようにしてみてください。
いつの間にか、ボディラインがすっきりしているはずです。

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齋藤美紀子

齋藤美紀子

航空会社CAなどを経験後、妊娠・出産を経てボディメイクトレーナーとして始動。「忙しい人こそ、健康で美しく」をテーマにした朝5:30〜6:00のオンラインボディメイクレッスン「早起きボディメイク」を主宰。運動したいけれど子育てや仕事で忙しく、スタジオに通う時間が取れない方に、自分の体と向き合う時間、効率的にボディメイクできる場を提供している。早起きボディメイクはライブレッスンと動画見放題で月額3000円。FTPピラティスベーシックプラスインストラクター、rfca(骨格ボディメイク)認定スペシャリスト。



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