【肋骨に手を当ててみて】反り腰の人は肋骨が開きすぎ?肋骨まわりの筋力バランスを調整する方法
姿勢を良くしようとした時に肋骨の下の方がパカーンと開いてしまい、腰が過剰に反っている姿勢の方がとても多いです。一見いい姿勢に見えるのですが、実はこの姿勢、身体にとってはあまり良い状態とは言えません。
肋骨とは?
肋骨は左右12組の骨で構成されていて、私たちの大切な臓器を守ってくれる部分です。
臓器を守るとともに、肋骨が適度に広がったり閉じたりすることで私たちの呼吸や身体の動きをサポートしてくれています。
肋骨下部には呼吸の要である横隔膜がついており、質の良い深い呼吸をするためにも体幹を安定させるためにも肋骨の状態は非常に大切です。この肋骨の状態を確かめる時の目安の一つとなるのが肋骨下角です。
肋骨下角とは肋骨の下部の角度のことを指し、70度~90度程度が正常値とされています。筋力不足などにより、肋骨が重力に逆らえずに前方や横方向にパカーンと広がり肋骨下角が大きくなりすぎる状態がリブフレアです。
リブフレアになると腰の部分の背骨が本来のカーブ以上に反りすぎてしまいます。反り腰になると腰痛・背中の疲労・前ももやふくらはぎの張りを引き起こしかねません。リブフレアの予防・解消のためには、肋骨まわりの筋力のバランスを調整して肋骨から良い姿勢を作っていきましょう。
肋骨パカーン解消エクササイズ
広背筋ストレッチ
まずは、リブフレアになると硬くなってしまう背中の大きな筋肉をストレッチします。
<やり方>
1)四つ這いになり、右手の小指を下に向けて左手の前につく
2)息を吐きながら背中を丸める。反対側も同様に行う
前鋸筋、外腹斜筋トレ
次に、脇の下の前鋸筋とお腹を斜めに走る腹斜筋が連動して働けるように、この2つを強化して活性化させます。
<やり方>
1)四つ這いの姿勢で足のつま先を立て、背中を丸める
2)息を吐きながらヒザを床から2センチ浮かせる
▼ 詳しいやり方を動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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