【頭痛】もしかしたら肩こりの放置が原因?しんどい頭痛を予防するストレッチ
女性に多いと言われている偏頭痛。ひどくなると日常生活に支障をきたす場合がありますので、日頃からのセルフケアを意識するようにしましょう。今回は偏頭痛の原因と偏頭痛を予防する方法をご紹介します。
偏頭痛とは
血管が拡張することでズキズキと痛むタイプのもので、片側に生じることが多いので偏頭痛と呼ばれています。症状は様々ですが痛みの発作が起きると4時間〜数時間続き、場合によっては吐き気も伴います。痛みが起きると、光や音、においに敏感になるのが特徴です。特に20~40代女性に起こりやすい頭痛と言われています。
偏頭痛の原因
偏頭痛の原因はまだ完全には解明されていませんが、環境的な要因と遺伝的な要因があると言われています。
環境的な要因としては以下のようなことが考えられます。
①肩こりの放置
肩こりは長時間のデスクワークや運動不足、姿勢不良などによって生じます。肩こりなどの筋肉の緊張によって神経が圧迫されることによって偏頭痛が引き起こされることがあります。
②女性ホルモンの乱れ
女性ホルモン(エストロゲン)は、片頭痛の引き金になると考えられています。偏頭痛が女性によく起こるのも女性ホルモンの影響かもしれません。
③食生活の乱れ
グルタミン酸ナトリウムを含む食べものカフェインなどの摂取が引き金となって偏頭痛が起こる場合があります。
④睡眠不足、疲労、ストレス
睡眠不足だけでなく、実は「寝過ぎ」も偏頭痛の引き金になる場合があります。疲労やストレスなども積み重なることで偏頭痛の原因となるので、生活習慣を整えることを意識しましょう。
偏頭痛を予防するセルフケア
頭痛がある場合はなるべく頭を動かさないように気をつけましょう。激しい頭痛の時にはストレッチは行わず安静にしてください。
肩回し
1)椅子に座った状態で肩に手を当てます
2)肘で大きな円を描くように回します。呼吸を止めずにゆっくりと呼吸を繰り返すことを意識してください。前回し、後ろ回しそれぞれ10回ずつ行います
肩の脱力
1)椅子に座った状態で、息を吸いながら肩をすくめます
2)息を吐きながら肩の力を脱力します
呼吸を繰り返しながら10回程度行います
背中捻り
1)左手を右膝の外側に置き、右手はお尻の後ろにおきます
2)息を吸いながら背骨を伸ばし、吐きながら上半身を右へ捻ります
視線はなるべく後ろに向けましょう。左右15~20秒ずつ行います
詳しい方法はこちらをご覧ください
監修医師/川合祐美
整形外科医 千葉大学医学部卒業。 整形外科医としてJCHO東京新宿メディカルセンター勤務後、外資系製薬会社でのキャリアに進む。 合わせて、英語、フランス語、中国語を活用しながら、診療、産業医、スポーツドクターとして幅広い活動を行う。
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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