しぶとい脇腹肉を狙い撃ち!腹斜筋に効かせるエクササイズ2選
下着やボトムスの上に乗ってしまう脇腹についた皮下脂肪。皮下脂肪は短期間のダイエットでは落ちにくいため、中長期的な取り組みが必要になってきます。そこで今回は、しぶとい脇腹の脂肪にアプローチするエクササイズを2つ紹介します。
脇腹の脂肪をスッキリさせたい
体の中でもよく動かす部分には体脂肪はつきにくいもの。逆を返せば、日ごろ動かすことが少ない部分は体脂肪がつきやすいと言えます。
その代表的な場所が、今回お伝えする脇腹ゾーン。脇腹につくのは皮下脂肪と言って皮膚と筋肉の間につく(皮下組織にたまる)脂肪です。皮下脂肪はクッションのように体を守る大事な役割がある一方で、一度つくとなかなか落ちません。
しかも、男性よりも女性につきやすいのが特徴。ダイエットをするとまず臓器と臓器のすき間を満たすように蓄積する内臓脂肪が落ち、それから皮下脂肪という順番になることからも、皮下脂肪は簡単には落とせないことが分かります。
皮下脂肪は簡単には落ちないので、体脂肪を落としたかったら短期間で落とすのではなく期間をかけて落としていく覚悟が必要です。やり方としては食事内容の見直しや有酸素運動をするのも効果的ですし、体幹をひねる運動をして腹斜筋にアプローチするのもおすすめです。
今回は脇腹ゾーンの脂肪をスッキリさせるためのエクササイズを2つ紹介します。
しぶとい「脇腹ゾーン」の脂肪にアプローチ! 腹斜筋を狙ったエクササイズ2つ
エクササイズ①
1)あぐらの姿勢で座り、後頭部で手の指を組む。骨盤を立て、左右の座骨(お尻の下の方にある尖った骨)に均等に体重を乗せるのがポイントです。
2)両ひじを外側に開いて、胸を広げる
3)背中が丸まったり、腰が反ったりしないように注意しながら無理のない範囲で、上体を右に側屈(真横に倒す)。目線は左ひじの先に
4)3)の姿勢から、息を吐きお腹を薄くしながら上体をひねり、左ひじをヘソの前まで下ろす。目線は右脇腹のあたりに
5)この動きを10~20回ほど行なったら、反対側も同様に
エクササイズ②
1)仰向けになり、ひざを立てる。すねが床に対して水平になるように、足を床から持ち上げる。ひざの位置は股関節の真上。両腕は手のひらを下にして体の横に伸ばしておく
2)両足を揃えたまま、息を吐きながらゆっくりと右側に倒す。足は床につかなくてもOK
3)両方の肩が床についた状態を保ち、顔は正面に向ける
4)1)の姿勢に戻り、両足を左側に倒す
反動はあまり使わず、腹部の筋肉を意識して足を倒してから1)の姿勢に戻るようにします。息を吸って2)の姿勢~吐いて足を左右に倒しましょう。呼吸に合わせて、10~20回ほど繰り返します。
脇腹の皮下脂肪は少しずつ蓄積していきます。落ちるのにも時間がかかるため、日常的に体幹をひねる運動を取り入れることがこの部位の皮下脂肪を減らす・作らないためのポイントになるでしょう。
腰に負担がかからないように様子を見ながら、エクササイズを行なってみてくださね。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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