知ってた?【脚のむくみケアに伸ばすべき大事な部分】疲れもむくみもすっきりオフ「1分ストレッチ」
「昨日の脚のむくみや重だるさが朝起きても抜けてない…」そんな不快感は、起き抜け1分のストレッチで解決! すっきり軽やかな脚で、新たな1日を快適に始めましょう。
脚の付け根にある「腸腰筋」
腸腰筋とは、上半身と下半身をつなぐインナーマッスルの筋肉で、大腰筋(だいようきん)と小腰筋(しょうようきん)、腸骨筋(ちょうこつきん)の3つから構成される筋肉の総称のことを指します。腰椎から太ももの付け根部分にかけて左右対称に付着していて、主に歩行時や太もも、膝を持ち上げるなど、股関節を曲げる動きをするときに使われますす。また骨盤や背骨を安定させる役割もあり姿勢の維持にも欠かせない筋肉です。
現代人は腸腰筋が硬くなりやすい
長時間のデスクワークなど座る姿勢が長いと、腸腰筋はどんどん硬くなってしまいます。また反り腰の姿勢になりやすい人も要注意。骨盤が前に倒れると腸腰筋は縮んだ状態になるため硬くなってしまします。
腸腰筋が硬い状態を放置しておくと、姿勢が悪くなることだけではなく、腰に負担がかかるため腰痛を引き起こしたり、足のむくみや疲れなどにも繋がるので、意識的に腸腰筋を伸ばしてあげましょう。
腸腰筋を伸ばすメリット
●足のむくみ・疲れの改善
腸腰筋が付着している鼠蹊部には足の大きなリンパ節「鼠蹊部リンパ節」があります。腸腰筋を伸ばすことで鼠蹊部リンパ節が刺激されるので、リンパの流れが促進し、余分な水分や老廃物を排出。足のむくみや疲れの緩和に繋がります。
●姿勢の改善
腸腰筋が硬いと骨盤が傾きやすくなり猫背や反り腰などの姿勢に繋がります。腸腰筋の柔軟性が高まることで背骨や骨盤が安定して美しい姿勢に整います。
●腰痛の緩和
腸腰筋が硬いままだと、腰椎が引っ張られてしまい腰回りの筋肉に過度に負担がかかるため、腰痛に繋がります。腸腰筋を伸ばし姿勢が整うと、腰痛も改善する可能性が高まります。
●運動パフォーマンス向上・怪我の防止
腸腰筋が柔らかくなると股関節の可動域が広がり、足取りが軽く歩きやすくなります。運動時のパフォーマンスの向上や、歩幅も安定することで、転倒や怪我の防止に繋がります。
寝起きに1分!腸腰筋を伸ばす三日月のポーズ
①膝立ちの状態から、右足を一歩前に出し、両手を右の太ももの上に乗せます。吐きながら重心を前へ倒します。
②余裕がある場合は、脚に置いてある両手を上げて胸を開き、天井に向かって指先を伸ばします。そのまま3〜5呼吸キープしましょう。※終わったら脚を反対に替えて同様に行います。
動画で見たい場合はこちら!
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
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