つらい首こりと肩こりがみるみる軽くなる30秒ストレッチ|背骨の詰まりは「頭を引き上げて」解消!
首こり、肩こりに悩む人におすすめ、背骨の詰まりを解消してコンディションのよい身体に整える、簡単なセルフケアをご紹介します。たった30秒、いつでもどこでもできるので、さっそく実践してみましょう!
首こり・肩こりの原因とは?
体を動かす機会が少なかったり、長時間座りっぱなしでパソコンに向かっていたり、崩れた姿勢のままスマホを使っていたりすると、背骨は本来の自然なS字カーブが保てなくなります。しなやかさを失い、背骨を形成している椎骨の間が狭くなり、いわゆる「背骨が詰まった」状態に…。そこに5~6㎏もある頭の重みがダイレクトにのしかかることで、首や肩にかかる負担も大きくなり首こりや肩こりの原因になります。
首からお尻までつながる「背骨」
「背骨」とはその名の通り背中の骨ですが、実は背中だけにあるわけではありません。背骨は正式には脊椎(せきつい)と言われる部分で、5つの頚椎(けいつい)、7つの胸椎(きょうつい)、5つの腰椎(ようつい)、そしてお尻の仙骨(せんこつ)、尾骨(びこつ)までつながっています。図のように、一つ一つの小さい骨(椎骨)が連なることで、長ーい背骨が形成されています。
たった30秒!背骨の詰まりをとるセルフストレッチ
椅子や床に座っても立ってもできる簡単なセルフストレッチをご紹介します。詰まった部分にスペースを作ることで、血液の流れもスムーズになり、首や肩まわりが楽になります。また、背骨は骨盤ともつながっているため、腰痛や脚のむくみの解消にも期待できるほか、側頭部の筋肉(側頭筋)がほぐれることで頭痛がやわらぐ効果も期待できます。
1.楽な体勢で背筋を伸ばし、側頭部(こめかみのあたり)に両手のひらを添える。
2.手のひらに少し圧をかけ、下腹部から上に伸びていくイメージで背骨をまっすぐ引き上げる。
3.頭を引っ張るように持ち上げる。
4.背骨の隙間を広げながら体を横に倒し、10秒キープする。反対側も同様に行う
ポイント
呼吸を止めずゆったりした深呼吸とともに行いましょう。首を長く保ち、肩の力は抜きましょう。背骨の隙間を広げ、できた空間に呼吸を送り込み、さらに大きなスペースを作るイメージで行ってください。慣れてきたら、左右に体を倒す際に胸を上向きにねじり体をひねる動作を加えるのもおすすめです。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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