冬に必要な栄養素たっぷり!スパイスかぼちゃスープ【アーユルヴェーダ著者が教えるスパイスレシピ】
冬になると、あったかいこってり濃厚なスープを飲みたくなります。ですが、アーユルヴェーダでは牛乳やチーズと野菜の組み合わせは消化に良くないとされます。そこで、今回はココナッツミルクを用いた濃厚なかぼちゃスープのレシピをご紹介します。
かぼちゃスープに含まれる栄養と健康効果
冬になると、あったかい濃厚なスープを飲みたくなりますね。アーユルヴェーダでも、特に日本の冬は乾燥するので、良質な油分を含んだ温かいスープを冬に飲むことを推奨しています。
ですが、注意しておかなければいけないのが、アーユルヴェーダでは、牛乳やチーズと野菜の組み合わせは消化に良くないと言われていること。一般的にポタージュスープなどは、野菜と牛乳を組み合わせることが多いので、アーユルヴェーダ的には避けたいレシピです。
そこで、今回はかぼちゃとココナッツミルク、そしてスパイスを使ったスープのレシピをご紹介します。
かぼちゃは、βカロチンや鉄分、カリウム、ビタミンB群、ビタミンAと栄養豊富で、疲労回復、免疫力アップや目の疲れに良いと言われています。アーユルヴェーダでは、特にその甘味からピッタの鎮静に良いと言われますが、その乾燥性からワータは悪化させるとも言われています。
そこでスパイスの温性とギーの油性でワータエネルギーを沈静し、バランスをとったレシピです。おうちカフェのような贅沢な味わいが味わえますよ。
濃厚で心も体も満足するスパイスかぼちゃスープ
材料(2人分)
・かぼちゃ 1/2個
・玉ねぎ 1/4個
・生姜 1かけ
・ギー 大さじ1
・クミン 小さじ1/2
・シナモン 小さじ1
・スターアニス(ホール) 2個
・ココナッツミルク 1/2缶
・水 適量
・塩(岩塩) 適量
作り方
- かぼちゃは大きめの一口大に切り、柔らかく蒸しておく。その間に玉ねぎと生姜は粗めのみじん切りにしておく。
- 玉ねぎ、生姜、クミン、シナモンをギーでフライパンで炒める。ス
パイスが焦げ付かないようによく混ぜながら、玉ねぎが甘くなるまで炒める。
- 1.のかぼちゃが柔らかくなったら、かぼちゃと2のすべてとココナッツミルクを
ブレンダーにかけて滑らかにする。水分が足りなかったら水を足す。
- ブレンダーの中身を深めの鍋に入れ火にかける。
スターアニスを入れ10分ほど煮込む。
途中、味見をして塩が必要であれば適量を足して完成。
ココナッツミルクはこってりしており、少し消化に重いので夜に食べるのは避けましょう。ランチに食べるのが最も適しています。
AUTHOR
アカリ・リッピ―
アーユルヴェーダ著者・セラピスト。本場スリランカでアーユルヴェーダ医師のもと修行。帰国後、1万人の体質改善コンサルをしながら講座で実践的なアーユルヴェーダを指導。著書「アーユルヴェーダが教える、せかいいち心地よいこころとからだの磨き方」 (三笠書房)5刷。都内でサロン経営。大手企業の営業マンだった時の経験を活かし、「忙しい人でも無理なくできる」現代的なアーユルヴェーダを発信。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く