【朝ストレッチはメリットがたくさん!】1日のパフォーマンスを上げる「お目覚めヨガ」
まだまだ寒い季節が続きますが、朝の時間はどう過ごしていますか? 「目覚めが悪くてぼーっとしている」「支度に忙しくて余裕がない」という人もいるかもしれません。そんな人にお伝えしたいのが「朝のストレッチにはメリットがたくさんある」ということ。朝に簡単なストレッチをおすすめする理由や、長く続けるためのコツをお伝えします。
朝に体を動かすと得られる5つのイイコト
①気分が前向きになる
朝にしっかりと日光を浴びると、脳内で働く神経伝達物質のひとつ「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わります。特に、在宅勤務などで1日室内にこもりがちな人は、朝の光を浴びながら体を動かすことを意識してみましょう。
②生活のリズムが整う
寝ている間はリラックスの神経である「副交感神経」が優位に働き、起床後はその日を活動的に過ごすために「交感神経」が優位になり、神経のバランスが入れ替わっていきます。しかし現代は、夜でも外が明るかったり、昼夜を問わずパソコンやスマートフォンのブルーライトの光を浴び続けていたりすることで、昼と夜の境目がなくなってきています。
メリハリがない不規則な生活は、自律神経の調節などを担う体内リズムを狂わせてしまい、寝不足など様々な不調の原因になります。朝に体を動かすことで、副交感神経と交感神経の切り替わりがスムーズになり、脳が活性化し集中力の向上に繋がります。
③代謝が上がり1日の活動量が増える
朝体を動かすことで、血行が促進されて日中の活動時のエネルギー消費量がアップします。また、姿勢を維持する筋肉にもスイッチが入り、日中の姿勢も良くなります。トレーニングをしている時だけではなく、その後の活動量も上がるので、ダイエット効果が期待できるというわけです。
④睡眠の質の向上
毎朝同じ時間に起きて光を浴び運動をすることで体内リズムが整い、ホルモンの分泌や生理的な活動が調整され、睡眠や覚醒をスムーズに促してくれます。生活のリズムが自然と整うことで、夜に自然な眠りが促され、良質な睡眠をとることができます。
⑤1日の時間を有効に使える
朝は体や頭も冴えているので、夕方以降の疲れた状態で運動をするよりも集中して取り組むことができます。また、その後のスケジュールを逆算して運動の時間を組み込むことで、メリハリが生まれ1日を有効利用することもできます。
【気をつけたいポイント】
起きたばかりの体はまだ体温が上がりきっておらず、筋肉や臓器はまだまだお休みモード。急にハードな運動を始めると、体への負担が大きく怪我にも繋がってしまうので、無理なくできる範囲で行うことが大切です。布団の上でストレッチをしたり、日光を浴びながら伸びをするなど、簡単でもいいので自分が続けやすいことから始めてみましょう。水分補給もお忘れなく。
代謝を上げる!朝におすすめのストレッチ
①あぐらで座り、手を胸の前で組み息を吐きながら背中を丸める。このままあごを軽く左右に揺らし、首と肩をリラックスさせる。
②手を組んだまま、左右に小さく揺れたり、大きく八の字を描く。
③両手を左斜め前に押し出し、左手で右の手首を掴みさらに前へ引っ張る。30秒目安にキープし、反対側も行う。
④息を吸いながら上に伸びをし、そのまま体を左右に揺らす。30秒目安に行う。
⑤両手を後頭部に置き、息を吸いながら胸を開く。吐きながら脇とひじをを閉じ背中を丸める。5回繰り返す。
⑥左手を床につき、右手を上げ体ごと右に倒す。右のお尻が浮かないように意識して30秒間キープする。息を吐きながら右手を左斜め前方向へ移動させ、背中を丸める。30秒間キープする。
⑦息を吸いながら右手を開き、天井方向を見上げる。深い呼吸で30秒間キープする。⑥~⑦を2回繰り返し、反対側も行う。
※動画で動きを確認したい方はこちら
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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