【台湾に移住してみてわかったこと】『にじいろ台湾』筆者が語る「日本人が、大切にすべきこと」とは?

 【台湾に移住してみてわかったこと】『にじいろ台湾』筆者が語る「日本人が、大切にすべきこと」とは?
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竹田歩未
竹田歩未
2023-01-15
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柔軟かつ、ルールにこだわりすぎない台湾人

ーー日本の読者が取り入れるべき、台湾人の「ここがいいな」と感じる部分を教えてください。

いい意味で「ゆるい」ことじゃないですかね(笑)日本だとルールが絶対視されるというか。その一方で台湾だと、ルールはあるけど臨機応変に対応することも多いので。日本にもそういう部分があるといいなと感じます。

ルールよりも「人」を重視するというか、物事を進めながらどんどん変更を加えていく、そんな柔軟性を感じます。コロナウイルスの流行が始まった頃、世界各国でどんどん感染が広がる中、ワクチンが開発されるまで感染者をほとんど出さない状況を台湾は維持することができた。臨機応変に対策を変え、スピード感を持って取り組んできた結果なのかなと思います。

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海外の視点から見た「日本人が大切にすべき」こと

ーー逆に、日本人の素晴らしいと感じる部分を教えてください。

Maeさん:相手の立場に立って考えられるということは日本人の強みだと思います。相手の立場に立って考えられるからこそ、サービスの質に丁寧さを期待できるのは日本ならではの素晴らしい部分かと。レストランやショップで働くスタッフさんの接客の丁寧さや、きめ細やかなニーズに合わせた商品のラインアップの豊富さなどには、一時帰国すると毎回のように感激してしまいます(笑)

それに、仕事を進める上で、アウトプットの品質が自分の予想と大きく異なることは少ないですし、スケジュールもきちんと守られることが多くて安心感がありますね。日本では基本とされていることでも、海外に出ると決してそうではない。充分強みになり得るので、ゆくゆく海外で働いてみたい方は、しっかり身につけておいて損はないと思います。

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ライター後記

国によって、コミュニケーションのあり方は大きく異なるもの。わたしたちがいま抱えている悩みも、日本以外を一歩出た視点から捉えなおすことで解決のヒントが得られるかもしれません。そして忘れてはいけないのは、それぞれの生き方を良い・悪いで評価するのではなく「自分にフィットするか」というものさしで考えること。視野が狭くなりがちな時こそ外の世界に目を向けてみませんか。

▶Maeさんインタビュー記事『【台湾LGBT事情】『にじいろ台湾』筆者が語る|台湾のオープンなジェンダー事情』もご覧ください!

Maeさん プロフィール

台北在住グラフィックデザイナー。2012年より台湾在住。現地採用会社員として仕事をしながら、台湾生活や旅行情報を綴るブログ『にじいろ台湾』の運営や、メディアでの記事執筆をしています。

Maeさん
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『にじいろ台湾』とは?

2015年よりスタートした台湾情報を発信するブログ『にじいろ台湾』。台湾各地のLGBTプライドや関連する話題をはじめ、観光・グルメ・現地生活・台湾人ボーイフレンドとの日常など、台湾に関する色々を幅広く綴っています。

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竹田歩未

竹田歩未

ライター/中国語翻訳。大学在学中に場所や時間に縛られない働き方に興味を持つ。卒業後の2022年〜ライターとして活動しながら念願の台湾留学を実現。Instagram「フェムテクラブ|フェムテック・フェムケアグッズ」を運営。SNS:Ayumi Takeda @ayumin_tkd フェムテクラブ @femteclub



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