50代から始めたい【血管のアンチエイジング】しなやかな血管を保つ秘訣と「おすすめストレッチ」
さまざまな観点からのエイジングケア法がありますが、50代になるとまず優先して行ってほしいのが「血管のケア」。更年期を迎えると血管を意識すべき理由と、おすすめのアンチエイジングストレッチをご紹介します。
女性は50歳がターニングポイント
ホルモンのバランスが急激に変化する50歳前後、女性の身体は一生のうちでも大きく変化する時期です。体調の変化や、今までと違う身体の調子に悩んだり戸惑ったりする人も多いのではないでしょうか?
その対策としてオススメなのが「血管のアンチエイジング」です。
血管を守っている「エストロゲン」
血管の壁は三層になっていて、エストロゲンの働きにより一番内側にある「内膜」の細胞から血管拡張物質が促され、血管のしなやかさが保たれています。しかし、そのエストロゲンの分泌は閉経前後から急速に減少。血管のしなやかさも保たれにくくなるのです。
血管のしなやかさが低下するとどうなる?
血管のしなやかさが低下すると、体内の細胞が生まれ変わる速度がスローダウンしたり、将来的に動脈硬化などの血管病のリスクが高まる可能性があります。他にも以下のような影響が考えられます。
□肌トラブルが増える
□髪の毛のハリやツヤが減る
□太りやすくなる
□血圧や心拍数が上がりやすくなる
□疲れやすくなる
□むくみやすくなる
□冷えやすくなる
□肩などの凝りが以前より気になるようになる
□傷が治りにくい、跡が残るようになる
気になる項目はありましたか?ひとつでも当てはまったら早速血管ケアを始めてみましょう。
※個人差がありますので、おおまかな目安として捉えて下さい。
血管のしなやかさを保つヒント
食事の見直し
○塩分の摂り過ぎに気をつけましょう
○魚や大豆に含まれる良質なタンパク質を積極的に摂りましょう
○ビタミンCやビタミンEが多く含まれる食品を積極的に摂りましょう
(赤や黄色のピーマン、ブロッコリー、イチゴ、ナッツ類など)
運動習慣の見直し
きつい運動は行わなくても大丈夫です。ウォーキングをほんの少し早足にしたり、エスカレーターではなくなるべく階段を使うようにしたりなど、軽く息があがるような運動を小まめに行ってみましょう。
アンチエイジングのためのストレッチ3選
身体の中でも大きな血管が通る部分をストレッチすることでも、効率よく血管に働きかけることができます。おすすめのストレッチを3つご紹介します。
片脚のダウンドッグ
①四つ這いの状態から右脚を後ろに伸ばし、腰を上げます。(片脚のダウンドックの状態)その際右膝の裏をできるだけ伸ばすのがポイント。そのままゆったり5回呼吸をしましょう。
②脚を入れ替えて反対側も同様に行います。
鼠蹊部ストレッチ
①四つ這いの状態から右脚を後ろに伸ばし、左膝を両手の間に入れお尻を左かかとにあたるように下ろします。右のつま先は伸ばし、目線は前を見て、ゆったり5回呼吸キープ。右脚の鼠蹊部が伸びているのを感じましょう。
②足を入れ替えて反対側も同様に行います。
脇下ストレッチ
①四つ這いの状態からお尻を少し後ろへ引き、両手を前に伸ばしおでこを床へ下ろします。ゆったり5回呼吸をしながら、脇の下を床へ近づけるように伸ばします。
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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