【仕事の合間に5分で頭痛・肩凝り改善】首後ろの血行を促し緊張性の痛みと凝りを和らげる「頭皮ヨガ」
この連載では、50代女性が抱える「首から上」の悩みを解消する「頭皮ヨガ」を美都くらら先生がレクチャーします。今回のテーマは「頭痛と肩凝り」。それらが筋肉の緊張からくる場合、簡単なセルフケアで改善できることがあります。仕事の合間に座ったままできる頭皮ヨガワークを取り入れて。
白髪、頭痛、肩凝り……「頭皮ヨガ」で首から上を動かして軽減
「デスクワークや家事に育児、長時間のスマホ利用により同じ姿勢でいることが多くなっていませんか。またマスクによって顔の動きや、人との会話が減ったという人も多いのではないでしょぅか。このような生活習慣は、あらゆる不調につながる可能性があります。たとえば血液は心臓のポンプ作用のほか、筋肉のポンプ作用によって全身を循環していますが、筋肉が緊張した状態が続いたり、筋肉を使う機会が減ったりして血行不良になると白髪や頭痛、肩凝り、顔のたるみ、むくみなどが生じると考えられます。
『頭皮ヨガ』は、指圧、マッサージ、ストレッチなどで頭・肩・首まわりの筋肉と筋膜の緊張をほぐすメソッドです。頭部の血液は肩、首の太い血管を通って頭皮に流れます。そのため『頭皮』だけでなく『首から上』の筋肉を刺激し血行を改善すると、さまざまな不調や悩みの緩和が期待できます」(美都くらら先生)
頭・肩・首の血行促進、デスクでできる「緊張型頭痛」対策
「さまざまな種類がある頭痛ですが、頭、肩、首の緊張が原因で発症するのが『緊張型頭痛』です。筋肉が緊張し血行が悪くなった結果、筋肉内に老廃物が溜まり、そのまわりにある神経が刺激されて痛みが生じます。改善するには、首と頭の境目にある後頭下筋という筋肉をゆるめるのがポイント。また血液は首の太い血管を通って頭部に循環するため、肩まわりをほぐすのも効果的なアプローチ法です。日頃から長く同じ姿勢を続けず、肩や首まわりを動かす習慣をつけて血行を良くして対策していきましょう」(美都くらら先生)
首の後ろの指圧
目的と効果: 首の後ろを押して首と頭の境目にある後頭下筋をゆるめ、頭部への血行促進。
1.親指を下に向けて左右の指を組む。
2.手のひらを後頭部にあて、左右の親指の腹を首の生え際の下にあるくぼみにセット。親指の力ではなく、親指に頭を預けて頭の重さを利用して圧を加える。3~5呼吸。
効果UPのポイント:肘を外に開くと加わる圧が強くなる。胸が開くので呼吸が深まる効果も。
肘回し
目的と効果:肩甲骨から大きく肘を回し、硬くなった肩の筋肉をほぐし血行改善。肩と肩甲骨の両方を効率的に動かせる。
1.両肩に手の指をおいて準備する。
2.肩甲骨から動かすイメージで、1周・1呼吸のペースで両肘をできるだけ大きくゆっくり外回し。5回。
3.肘が後ろにきたら肩甲骨をしっかり寄せる。
効果UPのポイント:肘だけで動かそうとせず、「肩甲骨から動かす」と肩まわり全体がほぐれやすい。
教えてくれたのは…美都くらら先生
YMCメディカルトレーナーズスクールヨガ講師、ヨガリフレクソロジーインストラクター、小顔フェイシャルヨガインストラクター。宝塚歌劇団星組娘役として活躍し、ヨガ・ピラティスを在団中からセルフメンテナンスとして取り入れる。退団後、指導者資格を取得し現在はYMC新宿校で指導を行う。
【美都くらら先生のオンラインセミナー情報】「美都くららが教えるリフレッシュ『セルフヘッドケアヨガ』」IHTAのHPにて申込受付中。
●RYT500対象/1.5時間(後日視聴受付可)
●日時:2022年12月16日(金)14:30~16:00
●開催場所:Zoomを使ったオンラインセミナー
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く