疲れがとれない、眠れない、膨満感…日々の「不調」に対応|消化力と睡眠力を高めるスパイスの使い方


最近疲れがとれない、眠れない、膨満感が残る…病院に行くほどではないけれど不調をずっと抱えている場合、スパイスを取り入れることも良いかもしれません。
最近、スーパーではたくさんの種類のスパイスを目にするようになってきました。ただ、どんな効能があるか分からなかったり、どんなときに使うと良いのか分からなかったり、いまいちスパイスを使いこなすのは大変そうと感じてしまう方も多くいらっしゃるかもしれません。そこで、5千年以上前から伝わる医学であるアーユルヴェーダの観点で言われているスパイスの使い方をご紹介します。少し違った視点からスパイスを見ることができるかもしれません。
アーユルヴェーダにおけるスパイスとは
スパイスとは、料理の風味付けや着色に用いられる種や実、根、樹皮など植物由来の調味料である他、薬、宗教儀式、化粧品、香水、染め粉などにも用いられます。そして、アーユルヴェーダでは、スパイスは私たち自身の消化の火を刺激し「消化力を高める」と言われています。西洋医学の言葉を用いれば、酵素を生成し、栄養や血液の循環を適切にする働きがあると説明できます。このようにスパイスは台所で調味料として、また健やかな心身をつくる薬として愛用されています。「台所薬局」という意味がある「キッチンファーマシー」という言葉があるように、スパイスは日々のお手当・セルフケアをしていく上でとても大事なものと考えられています。今回は数多くあるスパイスの中でも手に入りやすい3つをご紹介します。それらを使い、免疫力・消化力・眠りの質を高めるゴールデンミルクを作ってみてはいかがですか?寒い夜やホッとしたいときにもとても落ち着く飲み物です。是非お試しください。
ターメリック
ターメリックはアーユルヴェーダにおいて、スパイスの王様と呼ばれています。日本ではウコンの名前で知られており、カレーの色付けでも良く知られています。血液浄化、強壮作用、抗菌・抗炎症・抗酸化作用、消化力を高め、毒素を減らす、呼吸器系の症状緩和、皮膚病、不安・ストレス緩和…など幅広い効果があると言われています。

ブラックペッパー
ブラックペッパーは身体を温める作用、辛味を与えます。食欲増進、消化促進、身体の余分な水分・毒素を排出、抗菌作用、呼吸器疾患の緩和…などの効果があると言われています。

カルダモン
カルダモンは消化促進、お腹の膨満感・腸内ガスを抑える、口臭防止、息リフレッシュ効果、乗り物酔い防止…などの効果があると言われています。

「ゴールデンミルク」の作り方
材料:
・お好みのミルク:2カップ
・ターメリックパウダー:ティースプーン2杯
・ブラックペッパーとカルダモン:砕いた粉末ひとつまみ(ブラックペッパー、カルダモンどちらか一つでも良い。また、パウダーでも良いがホールを砕いたほうが香りが良い。)
作り方:
全ての材料を鍋にいれ、弱火で温め、ミルクがわずかに泡立つくらいに沸騰させ、火を止め出来上がり。温かいゴールデンミルクをゆっくり座って飲みましょう。

ホッと一息、身体の中から温まりましょう。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く