いまさら聞けない【オートミール】なぜ体にいいの?おすすめの食べ方は?管理栄養士が解説
「オートミールってよく聞くけど、どう体にいいの?」「そもそもオートミールって、なに?実は知らない…」そんなふうに思うことがありませんか?雑誌やWebサイトでもすすめられることの多いオートミール。よくわからなくて結局食べたことがない…、そんな方のために今回は「いまさら聞けないオートミールのこと」をご紹介します。
いまさら聞けない!オートミールってなに?
オートミールとは「オーツ麦」を加工してシリアルにしたもの。オーツ麦は燕麦(えんばく)とも呼ばれ、小麦や大麦と同じ穀物の仲間です。
「オートミール」と聞くと「よくわからない」と思う方も「シリアル」ならイメージがわくのではないでしょうか。オートミールは細かく砕かれたタイプであれば、牛乳やヨーグルトにひたしてそのまま食べられます。
朝食やおやつなどに「グラノーラ」を食べたことはありますか?実はグラノーラは、オートミールが含まれているものが大半です。
「オートミールを食べたことがない」と思っている方も、すでに「グラノーラ」として何度も食べているかもしれませんね。
オートミールはなぜ体にいいの?
オーツ麦を精白せずに加工するため、オートミールは外皮などすべての栄養素がぎゅっとつまった状態でシリアルとして食べられます。
特に豊富に含まれる栄養素は、普段の食事で不足しがちなミネラルやビタミン、カルシウムなど。
食物繊維が9.4gで白米の約19倍、鉄分は3.9gで白米の約5倍、カルシウムは47mgで白米の約9倍。気になる糖質は59.7g、白米の約2/3の量です(100gあたりの栄養素)。
また、オートミールは満腹感を感じやすいので食べ過ぎを防止できるのもうれしいところですね。朝食の「白米」や食べすぎてしまう「おやつ」をオートミールに置きかえることで、不足しがちな栄養素を補えるだけでなく、食べ過ぎも防げるのです。
とっても簡単!オートミールのおすすめの食べ方
さっそくオートミールを食べてみましょう!と、いっても「どうやって食べるの?」と疑問に思うかもしれません。とっても簡単な、オートミールの食べ方をご紹介します。
グラノーラとして
すでに市販されている商品の「グラノーラ」でオートミールが含まれているものを選んでみましょう。グラノーラは砂糖やナッツなどが含まれており、そのまま食べたり、牛乳にひたしたりして簡単に食べられます。カロリーが気になる方は、糖分が控えめのものを選んでみましょう。
クックタイプ、インスタントタイプをヨーグルトで
オートミールには加工の方法によりいくつか種類があります。「クイックタイプ」「インスタントタイプ」など食べやすく加工されたものを選んでみましょう。
おすすめはヨーグルトや牛乳などにひたして一晩おいた「オーバーナイトオーツ」。オートミールの重さに対して2倍のヨーグルトや牛乳に浸すだけ。お好みでナッツやハチミツを加えましょう。
電子レンジでおかゆに
クイックタイプやインスタントタイプのオートミールは、電子レンジを使って簡単におかゆをつくれます。1人分なら30gのオートミールに水180gを加えて500wの電子レンジで2〜3分。お好みで鶏がらスープのもとや、顆粒だしを加えましょう。
「オートミールってなに?」と疑問に思い、食べる機会のなかったオートミール。しかし実は「シリアル」として簡単に食べられる食材なのです。そして、少量でも満腹感があり、不足しがちな栄養素も補えます。オートミールが多くの雑誌やWebサイトで注目されていることにも納得ですね。
ヨーグルトに浸すだけ、レンジで加熱するだけ、と意外に簡単に食べられます。これを機にオートミールを食べてみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
なつめももこ
管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。
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