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【閉経までの月経パターンは？量はどう変わる？】40代から知っておきたい更年期の生理周期や量の変化

永田京子 2022-10-13

毎月のようにきていた月経が来なくなる「閉経」。閉経は、更年期の時期の真ん中にもあたるとともに、女性の体にとっても、心にとっても、とても大きなイベントです。ただ、閉経は突然訪れるわけではありません。月経に変化が訪れたのちに閉経に至ります。今回は、閉経に至るまでどのように月経が変化していくのかを紹介します。

月経の変化はいつ頃から始まるか

月経周期（生理周期）は、女性にとって健康のバロメーターの一つでもあります。その月経周期が、閉経前、更年期には乱れてきてます。「少しずつ月経周期がばらついてきた」「3週間しか経ってないのにまた生理が来た」といった悩みが増えてくる時期でもあります。

日本人の平均閉経年齢は約50歳です。更年期はその前5年、その後5年、45歳ごろから55歳頃までの時期を指します。この時期、体の中では卵巣機能が低下して女性ホルモン量が減ってきます。すると、排卵のリズムが乱れ、月経不順が生じたり、月経血の量に変化が起こってきます。私たちは、ある日突然閉経するわけではありません。個人差はありますが、最も多いのは、徐々に月経周期が短くなったり長くなったりという変化を経て、月経が停止するパターンです。月経周期の乱れが始まる時期は個人差が大きいものですが、40代の半ば頃、つまり45歳ごろから感じる人が多くなります。

閉経までのよくある月経周期のパターンとは

閉経までの月経の変化について、今回はよくあるパターンを紹介しましょう。

40代前半ぐらいから、女性ホルモンは徐々に低下していきます。それに伴い、月経周期が長くなったり短くなったり、月経量が多くなったり少なくなったりする人が増えてきます。「これまでは28日周期で生理が来ていたのに、25日しか経っていないのにまた来た」「24日しか経っていないのにまた月経が来た」というように、徐々に周期が短くなっていくパターンです。その後、40代後半に入ると、少しずつ周期が長くなっていきます。「前回から30日経ってやっと月経が来た」「38日経ってやっと来た」…そして、1ヶ月ごと、2、3ヶ月ごとに1回程度になり、月経のない状態が12ヶ月以上続くと「閉経」となります。

AUTHOR

永田京子

NPO法人ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる！ちぇぶら体操（三笠書房）」、「はじめまして更年期♡（青春出版社）」。

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