ついつい夜更かしをしがちな秋の夜長、どう過ごす?質の良い睡眠のためにできること

 ついつい夜更かしをしがちな秋の夜長、どう過ごす?質の良い睡眠のためにできること
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HIKARU
HIKARU
2022-10-09

ヨガ講師でアーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。

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日の入りが徐々に早くなり、冬至に向けて夜の時間が長くなるこの時期は、夏の疲れも少しずつ安らぎ、だんだんと体に力が戻ってきます。日中にしっかりと力を発揮できるよう、今回は睡眠についてお話します。

一年には季節、そして一日には朝昼晩という自然界にはリズムがあります。そしてなんと、寝ていた方が良い時間帯があるのです。夜の10時から2時は自然界にピッタ(火のエネルギー)が優勢になる時間帯。ピッタの主な働きは“消化”に関わることです。実はこのピッタ、真昼の10時から2時にも優勢になるのですが、それぞれの消化の働きには違いがあります。

まず昼のピッタの時間帯は、食事を消化する力が1日の中で一番高くなります。3食の中で一番しっかり摂りたいのがこの時間の食事です。ただし食後の過ごし方が大切で、食後の睡眠、運動は消化の妨げになり、消化機能を低下させるだけでなく、未消化物を作ってしまい、体内に毒素を残す可能性も。たっぷり食べた後は昼寝をしないように気をつけましょう。

そして夜のピッタの時間帯は、知性を消化する力が発揮されます。日中に様々な活動からの情報をうまく処理し、脳を休める時間でもあります。この知性の消化が行われる条件は、「寝ていること」なのです。とは言え、もし夕食が消化されていないうちに寝てしまうと、夜中に目が覚めてしまったりその不快感が悪い夢になって現れたりするので、夕食の時間も合わせて工夫したいものです。質の良い睡眠は、体力を回復させるだけでなく、頭を休めて、気力も取り戻せる可能性を秘めているのですね。

夜がふけるほど感情の起伏は激しくなり、特に悩みや不安のタネがあるときには、よりそれらが増してしまう可能性もあります。心が低空飛行の時こそ、闇夜を自分自身になるべく与えないように、いつもより少し早く寝るようにすることをおすすめします。

早めにベッドに入っても、なかなか寝つけないときには、これらの記事を合わせてお読みください。

不安・不眠を和らげる3つの方法|呼吸・食事法・マッサージ

アーユルヴェーダ的一日の終え方|手ぶらで夢に入ろう

秋の夜長、ついつい夜更かしをしがちかもしれませんが、自然の一員である私たちは自然界のリズムをうまく活用しながら体力だけでなく消化力をケアして、収穫の秋、味覚の秋を存分に楽しみたいですね!

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HIKARU

HIKARU

アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社) www.ayusya.jp



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