【元気が出ない時に】秋の味覚さつま芋ゴロゴロの和スイーツ「薬膳鬼まんじゅう」レシピ
こんにちは。漢方スタイリストの世世漢方(yoyokampo)です。だいぶ涼しくなってきましたが、夏の暑さによる食生活や生活リズムの乱れは時間差でくるもの。元気がない、食後の眠くなる、朝起きられないなんて人は、もしかしたら身体が元気を失ってる「気虚(ききょ)」の症状かもしれません。おいしい秋の味覚の和スイーツで元気をチャージしましょう。
秋の味覚「さつま芋」を使った、栄養たっぷりの和スイーツで元気をチャージ
その症状「気虚(ききょ)」かも?
だいぶ涼しくなって過ごしやすくなったはずなのに、やる気が出ないなんて方はいませんか。以下に当てはまったら、それは「気虚(ききょ)」かもしれません。
- 疲れやすい
- 朝なかなか起きれない
- やる気が出ない(元気が出ない)
- 食後すぐ眠くなる
- 手足が冷える
- 風邪をひきやすい
気(き)は、「元気のエネルギー」のようなもので身体を温めたり、身体の働きを促進してくれます。そのため、気(き)が不足すると体温低下や身体の機能が低下して免疫力も下がり、上記の症状が現れやすくなります。今日はそんな気虚(ききょ)さんにぴったりの秋の味覚をご紹介します!
「さつま芋(サツマイモ)」の薬膳的効能と栄養学
●中医学における「さつま芋(サツマイモ)」のはたらき
- 胃腸を元気にして、便通改善
- 気(元気のパワー)を補うので、疲れやすい方や虚弱体質の方に
●栄養学における「さつま芋(サツマイモ)」の成分
-
糖質
ーさつま芋には多くの糖質が含まれています。糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー源として利用される栄養素のひとつ。中でも、エネルギーとしてすばやく使われるのが特徴です。 -
ビタミンC
ーコラーゲンの合成にかかわり、ストレスから体を守り免疫力を上げる働きをするビタミンです。抗酸化作用や動脈硬化の予防にも効果があります。また、美容には欠かせない皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくする効果も期待できます。 -
食物繊維
ーさつま芋は、水に溶けない不溶性食物繊維多く含みます。不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消に役立ちます。また、食物繊維は腸内環境を整える働きだけではなく、血糖値の急上昇を抑え、血中コレステロールを下げるなどの働きもあるといわれているため、糖尿病や動脈硬化の予防にも。 -
ヤラピン
ー生のさつまいもを切ったときにでる、白い液体の成分のことで、さつまいも特有の成分です。腸の運動を促進して便をやわらかくする働きがあります。また、加熱調理をしても変質しないためどんな調理方法でも摂取できます。
切って混ぜて蒸すだけ!「薬膳鬼まんじゅう」レシピ
今回は、私の故郷の東海地方の郷土菓子「鬼まんじゅう」に薬膳食材を追加したアレンジレシピをご紹介します。サツマイモの甘みとモチモチの生地がとってもおいしいですよ。
1)下準備
さつまいも(250g)を1cm角に切り、30分程度水にさらす
2)混ぜる
さつまいもの水気を切って、砂糖(50g)をまぶし、10分放置。水分が出てきたら、小麦粉(80g)、白玉粉(8g)を入れる
※白玉粉は固形なので、先にすり鉢などでつぶしておく
お好みの薬膳食材を追加してよく混ぜ合わせる(合計50g※さつまいもと合わせて300g程度になるように)
くるみ・・・便秘、冷え、アンチエイジング
クコの実・・・乾燥肌、疲れ目、アンチエイジング
黒ゴマ・・・乾燥肌、アンチエイジング
※生地がパサパサとする場合は様子を見ながら水(10~40cc)を追加し、粘り気がある程度にしてください。
3)蒸す
蒸し器にセットしたクッキングシートの上に均一な薄さになるように生地をのせる
※蒸し器が無い場合でも、100円均一の蒸し器(脚付きのステンレスプレート)で代用可能です
4)15分蒸したら完成!!!
栄養満点の具材ゴロゴロ鬼まんじゅうで免疫力UPを目指しましょう!
その他、「気(き)」にまつわる諸症状はこちら
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AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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