【更年期から鍛えないと危険】将来の生活を決める2つの筋肉を鍛えよう「座ったままトレーニング」

 【更年期から鍛えないと危険】将来の生活を決める2つの筋肉を鍛えよう「座ったままトレーニング」
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永田京子
永田京子
2022-09-18

心身ともにさまざまな変化が起こる更年期。実は、筋力低下が進みやすい時期でもあります。筋力の低下は、将来の介護、寝たきりにも大きく関係してきます。つまり、筋肉を鍛えておくかどうかは、元気に人生を過ごせるかどうかを左右するのです。そこで今回は、更年期から絶対に鍛えておきたい2つの筋肉について、鍛えておきたい理由と、いすに座ったままでできるかんたんな運動を紹介します。

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更年期の筋力低下は寝たきりにつながることも

・太りやすくなった
・疲れやすくなった
・階段を上るのがつらい
・息が切れやすい
・動くのがだるい

40代、50代に入ると、こうした変化が気になる人が増えてきます。だいたい45歳から55歳ごろにかけての「更年期」と呼ばれる時期。女性の閉経の前後10年にあたるこの時期には、体内で大きな変化が起こっています。女性ホルモンを分泌する卵巣機能の低下から、女性ホルモンが急激に減少し、体のさまざまなところにその影響が現れます。

この時期は、筋肉量も同じように急低下していきやすい時期。最初に紹介した状態は、筋肉量の低下が大きく関係しています。特に50代以降は、何もしないままでいると、脚の筋力が急激に低下してしまうということがわかっています。

筋力低下のいちばんのリスクは、将来介護が必要になってしまう可能性が上がってしまうこと。日本の女性は、平均寿命が約87歳で世界第1位(2021年時点)の長寿国です。しかし一方で、日本人の女性は寝たきりになるといった介護が必要な状態になる期間(平均寿命と健康寿命の差)が約12年あることもわかっています。

12年とは、人生の約7分の1。その期間、介護が必要な状態で生きている状態です。さらに、その約3割は関節の病気や骨折や転倒という、筋力低下が大きくかかわることが原因であることもわかっています。つまり、筋肉を衰えさせないようにしておくことは、将来介護なしの人生を送ることができるかどうかに大きく関わってくるのです。また、体を動かし筋肉を使うということは、今日明日の快適さをつくることにもつながります。体を動かすことで更年期に起こる症状を和らげることができることがわかっています。

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永田京子

永田京子

株式会社ウェルネスシアター代表、ちぇぶら更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ6万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。



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【更年期から鍛えないと危険】将来の生活を決める2つの筋肉を鍛えよう「座ったままトレーニング」