【ガチガチ股関節はお尻のせい?】股関節が柔らかくなる、たった一つの動きでできるお尻ストレッチ
股関節の硬さでお悩みの方へ。その股関節の動きにくさ、お尻の硬さが原因かもしれません。今日は、たったひとつの動きでお尻を柔らかくし、股関節を動かしやすくする「お尻ストレッチ」をご紹介します!
なぜお尻が硬いと股関節も硬くなるの?
股関節は「骨盤」と「太もも」の骨からなり、骨盤の受け皿、寛骨臼の中で太ももの骨が回転することにより股関節の動きが作り出されます。この関節内での太ももの骨が滑らかであればあるほど、股関節は動きやすい状態であると言えます。この動きの邪魔をするものの一つが、股関節の後ろ側の硬さです。股関節の後ろ側が硬いと、太ももの骨が前にずれやすくなり、関節内で動きが収まらなくなるため動かしにくくなるのです。この股関節の後方組織は、お尻の靭帯や関節を包む膜(関節包)で構成されています。いずれも運動不足または動かしすぎなどが原因で硬くなってしまう部分でもあります。
つまりお尻が硬いことにより、股関節内の滑らかな動きが制限され、股関節の動きが悪くなるのです。
お尻ストレッチはここに効く!
このエクササイズでは骨盤を固定した状態で、太ももの骨を内巻き、外巻きに動かします。この太ももの骨の内巻き、外巻きの動きにより、硬くなりがちなお尻の靭帯をストレッチすることができます。また関節を包む「関節包」もストレッチされ、骨盤側の関節の受け皿に太ももの骨がはまりやすくなります。
またこのストレッチにより、お尻のインナーマッスルである「小殿筋」も鍛えられます。小殿筋は太ももの骨を股関節の受け皿にひきつけて安定させる作用があるため、股関節の滑らかな動きのサポートになります。
股関節の動きを滑らかにする「お尻ストレッチ」
- うつ伏せに寝て、片膝を股関節の横まで上げる。膝の角度は90度にキープ。
- 膝で床を押しながら膝から下の足を天井にアップ&ダウン。
- 何度か繰り返す。反対側も同様に行う。
ポイント
・腰ではなく、股関節から脚を上げること。
・かかとは限界の位置からさらに1cmアップを目指しましょう。
お尻の奥が伸びる感覚や、お尻横の奥側に収縮感を感じられたらOKです。とっても簡単なエクササイズなので、ぜひ継続してみてください。
詳しい動きは、こちらの動画をご覧ください。
AUTHOR
齋藤美紀子
航空会社CAなどを経験後、妊娠・出産を経てボディメイクトレーナーとして始動。「忙しい人こそ、健康で美しく」をテーマにした朝5:30〜6:00のオンラインボディメイクレッスン「早起きボディメイク」を主宰。運動したいけれど子育てや仕事で忙しく、スタジオに通う時間が取れない方に、自分の体と向き合う時間、効率的にボディメイクできる場を提供している。早起きボディメイクはライブレッスンと動画見放題で月額3000円。FTPピラティスベーシックプラスインストラクター、rfca(骨格ボディメイク)認定スペシャリスト。
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