【膝の違和感・痛みの原因は?】膝の辛さを改善し歩きやすくするための「膝痛予防&改善ヨガ」
これまでなんともなくても、突然起こる膝の違和感や痛み。その原因は、加齢だけでなく、生活習慣にあるかもしれません。膝の痛みの予防や軽減に向けた、ヨガのポーズを用いたストレッチとエクササイズをご紹介します。
膝が痛くなる原因は?
・加齢に伴い、ひざの軟骨がすり減る
・O脚やX脚
・体重の大幅な増加
・冷え、血流の悪化
・筋力の低下
・運動や仕事による過度の膝への負担
膝の痛みには様々な原因が考えられ、年齢だけでなく、普段の生活習慣や姿勢から違和感を生じる場合もあります。では、日頃どのような心掛けができるでしょうか。
膝への負担を軽減するために
・運動不足などによる体重増加に気を付ける
膝の関節には、歩行時において体重の3~4倍もの負荷がかかると言われています。例えば、体重が3kg増えると、膝関節にはおよそ9kgの負担が余分に加わることになります。また、体重が増加し痛みや違和感が生じると、歩行や運動への意欲が低下する可能性もあります。体重コントロールが膝の違和感の予防や緩和に繋がります。
・むくみを放置しない
膝の裏には膝窩リンパ節があります。リンパの流れがスムーズでないと、脚がむくみ痛みを生じる場合があります。
・ストレッチと筋力維持
膝まわりの筋肉のストレッチで膝の動きをスムーズにし、太ももや内転筋の筋力維持・向上で膝への負担を軽減します。
膝の痛み予防に!ストレッチ&エクササイズ
普段あまり運動習慣がない方は、前半のストレッチやヨガのポーズだけなどできる範囲から始めてください。慣れてきたら徐々にエクササイズ要素のあるポーズも試しましょう。1ポーズ30秒を目安に、呼吸を止めずに行います。
●方法とポイント
①両脚を伸ばして座ります。脚を軽く開き、足首を倒して足の甲を伸ばします。次に足首を曲げて指先をすねの方に近づけるようにします。5回ほど繰り返したら、両膝を曲げて、両脚全体を軽くさすってマッサージします。
②長座で座ります。この時、背中を伸ばしたまま膝は伸ばせる範囲で伸ばします。内腿を寄せるようにしながら呼吸します。
③四つん這いから右脚を前に出し右膝を立てて、左脚をまっすぐ後ろに引きます。右腿に両手を添えて上半身を起こしたら、そのまま胸を開いて左脚の付け根を伸ばします。余裕があれば、両手の指先を床につき、左膝を曲げて左脚の前腿を伸ばします。反対脚も同様に行います。
④両脚を揃えて立ち、右脚を肩幅の1.5~2倍ほど後ろに引きます。右脚はつま先立ちにして、左脚の膝を軽く踏み込みます。左膝がつま先の方に出ないように注意し、お腹の力を入れてキープします。反対脚も同様に行います。
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AUTHOR
小野田貴代
ヨガインストラクター・ベビーマッサージセラピスト。学生時代にヨガに出会い、ヨガインストラクター養成講師を経て現在はオンラインを中心に活動。誰もが取り組みやすい、日常に活かすヨガを幅広く伝えている。CM等のメディア監修や健康コラム執筆、 FMラジオパーソナリティとしても活動。初心者から自分のペースで楽しめる「たかヨガ」もYouTubeで配信中。
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