疲れているはずなのに寝つけない理由は?理学療法士が勧める、眠れない夜におすすめのヨガポーズ3選
疲れているはずなのに寝つけないという経験がある方は多いのではないでしょうか。そのような時には無理に寝ようとするのではなくて、軽いストレッチやヨガを行ってみるのも良いかもしれません。今回は夜におすすめなヨガポーズをご紹介します。
疲れているはずなのに寝られない理由
疲れているはずなのに寝られないのは自律神経の乱れが関係している可能性があります。
自律神経の中でも、身体を活発にする働きのある「交感神経」が優位になっている状態だと眠りにつくことができません。
交感神経が働き過ぎてしまうのは
・激しい運動をする
・緊張する、イライラする
・スマホやパソコンなどの強い光を長時間見る
などの原因が考えられます。
寝る前には副交感神経の働きを高める必要があります。
ヨガのポーズでは身体を曲げるポーズをすることによって副交感神経の働きを高めることができます。
また、自律神経は基本的には無意識に調整されているのですが、呼吸を整えることでコントロールすることが可能です。
副交感神経の働きを高めるためには、「吸う時間<吐く時間」を意識して呼吸を続けてみてください。
夜におすすめのヨガポーズ3選
1.ガス抜きのポーズ
①仰向けの姿勢で両膝を抱えます。
②膝をお腹の方に近づけ、太ももでお腹を圧迫します。
・呼吸のポイント
お腹の膨らみを感じながらゆったりと呼吸を続けます。
2.仰向けの合せきのポーズ
①仰向けの姿勢で両膝を曲げて立てます。
②両膝を外側に開きます。
③数回、膝を上下に動かしたら動きを止めます。
・呼吸のポイント
お腹に手を当て、呼吸を確認します。
息を吐く時に膝が開いていくような感覚をイメージします。
3.屍のポーズ
①足は肩幅より広めに開き、つま先は軽く外側へ向けます。
②手のひらは上に向け身体から少し離しておきます。
③目を閉じて全身の力を脱力させます。
・呼吸のポイント
息を吐くごとに全身の筋肉の緊張が抜けて、床に沈みこんでいくような感覚を味わいます。
今回ご紹介した内容をまとめていますので、ぜひご覧ください。
眠れないと、「早く寝なきゃ」と焦ってしまいがちですが、一度落ち着いてベッドの上でもできる今回ご紹介したヨガポーズを試してみてください。呼吸を繰り返しているうちに気持ちもリラックスして自然と眠りにつくことができるはずです。
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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