「くびれがない」のは肋骨が開いているから?理学療法士が教える、憧れのくびれを作る「肋骨締め」
なかなかくびれができないという方、実は肋骨が開いていることが原因かもしれません。今回は「肋骨締め」をするといい理由とその方法についてお伝えしたいと思います。
肋骨とは
左右12対の骨で構成され、胸部を覆い心臓や肺などの大切な臓器を守る働きをしています。肋骨が広がったり縮んだりすることで、肺に空気が送り込まれます。この肋骨を締める筋肉が衰えてしまっていると、実際に脂肪はなくても引き締まっていないウエストに見えてしまいます。
肋骨を締める筋肉
肋骨を締める働きのある筋肉は主に3つあります。
「肋間筋」と「横隔膜」と「腹横筋」です。
これらの筋肉は身体の奥の方にある筋肉で、呼吸と共に働きます。
「肋骨締め」をするといい理由
・くびれができる
・猫背や反り腰が改善され姿勢が良くなる
・腰痛が起きにくくなる
・呼吸が深くなる
といった効果が期待できます。
肋骨を締めることで、くびれができて見た目がよくなり、身体の幹となる部分が安定するので、姿勢も改善されます。
「肋骨締め」の方法
タオルを使った「肋骨締め」
タオルを1/4に折りたたみ、肋骨の下部(みぞおちあたり)に巻きます。
タオルをクロスさせて両端を持ちます。
息を吸って、肋骨を広げます。
この時に腰を反りすぎないように注意しましょう。
息を吐きながら肋骨を締めていきます。
タオルで動きをアシストしながら最後まで息を吐ききります。
寝て行う「肋骨締め」
仰向けの姿勢で両膝を曲げて立てます。
肩が床から浮いてしまっている場合はしっかりとつけます。
肋骨に手を当てて、息を吸って肋骨を広げます。
息を吐きながら肋骨を床の方へ押し下げます。
この時に肩が浮き上がらないように注意しましょう。
詳しい方法は動画付きで解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
肋骨を締めるだけで理想のくびれを手にすることができます。
自宅で簡単にできるものですので、ぜひ参考にしてみてください。
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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