ぽっこり下腹、原因は「反り腰」?【理学療法士が教える】反り腰チェックと改善トレーニング
「下腹だけなぜか出てしまっていて、なかなか脂肪が落ちない」と悩む人も多いと思います。今回は下腹が出てしまう原因と、姿勢の改善方法についてお伝えしたいと思います。
下腹が出る原因は脂肪だけじゃない!
下腹が出てしまうのは脂肪がついているだけではなくて、「骨盤の向き」が影響している可能性が高いです。骨盤が前傾(前に倒れている状態)していると内臓が前に押し出され、下腹部が前に出た状態となります。
骨盤を前傾させないためには、腹圧を高める役割のあるインナーマッスルを鍛える必要があります。インナーマッスルの中でも「骨盤底筋群」という筋肉が重要。骨盤が前傾している、反り腰姿勢やもたれかかったような姿勢をとり続けることで「骨盤底筋群」がうまく働かずに衰えてしまいます。
反り腰姿勢チェック
仰向けの状態で腰の下に手を入れて床との空間をチェックしましょう。
指全体がぎりぎり入るか入らないか→正常
手全体が入ってしまう場合→反り腰の可能性が高いです
反り腰を改善するトレーニング3つ
反り腰を根本から治すためのトレーニングをご紹介します。1〜3のトレーニングを繰り返し行ってみてください。
反り腰改善トレーニング1
①仰向けの姿勢で膝を立てます。
②手の平を下に向け、体の横に置きます
③骨盤を後傾させた状態でお尻を持ち上げます。
④背中を丸めながらゆっくりと下ろします。
①〜④を繰り返します。
反り腰改善トレーニング2
①両膝を曲げて座った姿勢をとります。
②両手を肩の高さに伸ばします。
③骨盤を後傾させながら腰骨を床につけます。
④背中を丸めながら起き上がります。
①〜④を繰り返します。
反り腰改善トレーニング3
①四つ這いの姿勢をとります。
②かかとの上にお尻をのせます。
③おでこを床につけます。
動画で詳しいやり方を見る
日頃から姿勢を気をつけたり、トレーニングをすることでぽっこりお腹が改善されていきます。ぜひ続けてみてくださいね。
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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