【「股関節が硬い」の意外な影響】下半身太りも垂れ尻も硬い股関節が原因?たった10分の股関節ほぐし
股関節が硬く、ヨガやスポーツを行う際だけではなく日常生活でも硬さを感じている方は放置すると身体に様々な影響が出てしまいます。ぜひほぐし始めましょう。今回は、どんな方でも試しやすく習慣化しやすい方法をお伝えします。
股関節の硬さは下半身太りの原因?!
股関節は上半身と下半身を繋ぐ重要な働きを担っています。運動する際だけでなく、立ったり座ったり歩いたり、日常生活の些細な場面で股関節は働いています。股関節が硬くなるにつれ、股関節の可動域が狭まり、これまで何気なく行っていた動作に違和感を生じることもあるのです。
しかし、股関節の硬さは気になっているけれど改善するのは難しいと感じて諦めている方は多いです。差し迫った不調があるわけではないと、後回しにしてしまうかもしれません。しかし、実際には股関節の硬さは身体に様々な影響を及ぼします。さらに、放置することで関連部位へと不調の連鎖も起こってしまいます。まずは、股関節の硬さは身体にどんな影響を及ぼすのか知りましょう。股関節の硬さとは関係がないと思っていた不調があるかもしれません。以下の項目のうちに当てはまるものはありませんか?
・下半身が浮腫やすい
・疲れやすい
・姿勢が悪くなってきている
・代謝が落ちて太りやすくなってきた
・ぽっこりお腹である
・お尻が肥大化してきた
・お尻が垂れてきた
・足が太くなってきた
・腰痛がある
・肩こりがある
・股関節に違和感がある
・冷え性である
これらのうちひとつでも当てはまるものがあれば、さっそく改善していきましょう!
まずは寝たままストレッチでほぐし習慣をつくろう!
股関節の硬さは、残念ながらストレッチを1回したらすぐに改善されるものではありません。特に、放置し続けていた方ほどほぐすのにも時間をかけてあげる必要があります。この時に気をつけていただきたいのが、キツすぎるストレッチを行わないこと。辛く痛みが出ているのにがんばってしまうと、怪我へと繋がってしまいます。ご自身の身体を観察しながらほぐし、痛みがないところまで日常的にほぐしていくことが大切です。硬く感じる方こそ、最初はできるだけ毎日、難しい場合も週に3日程度を目安に無理なくほぐしていただきたいです。
寝たままできる簡単股関節ほぐし(やり方)
仰向けの股関節回し
股関節がとにかく硬い、つまり感などの違和感がある方におすすめ!
1. 仰向けになり、膝を曲げ、右手で右膝を、左手で左膝を持ちます。
2. 膝で円を描くようにゆっくりと回します。最初は小さく回し始め、痛みや違和感がなければだんだんと大きく回しましょう。
3. 反対周りも行って両手両足を解放します。
※片足ずつ行っても大丈夫です。
針の穴のポーズ
デスクワークなどで座っている時間が長くお尻も足裏も固まっている方におすすめ!
1. 仰向けの状態で両膝を立て、左足の太ももに右足の外くるぶしを乗せます。
2. 右膝を遠ざけ、左膝を引き寄せます。
3. 余裕がある場合は、左膝を伸ばして左足裏全体をストレッチしましょう。5呼吸キープ。
4. 反対側も同様に行います。
動画を見ながら寝る前10分の股関節ほぐしで快調に!
習慣づくりには、時間帯を決めて行うことをおすすめします。以下の動画はベッドの中でもできますので、寝る前の10分間を毎日ストレッチのための時間と決めて行ってみましょう!通して行うのが難しい場合は、できるところだけ行っても大丈夫です。日常的にほぐして、快適な身体づくりをしましょう!
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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