【股関節の違和感・詰まりをするりと解消】骨盤を立たせる!腰&もも裏ストレッチ

 【股関節の違和感・詰まりをするりと解消】骨盤を立たせる!腰&もも裏ストレッチ
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座っている時や足を動かすたびに感じる股関節の違和感・詰まり感。お風呂に入っても、何をしても楽にならない。そんなお悩みを感じていませんか? この股関節の違和感や詰まりは、「少し気になる」という軽度から「常につけ根に痛みを感じる」という重度まで感じ方は人それぞれです。これは骨盤が前か後ろに倒れたままになっているからこそ起こる状態です。そこでやるべきことは一つ。それは骨盤を立たせることです。今日は骨盤を立たせて、股関節の違和感・詰まり感をするりと取るストレッチをご紹介します。

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股関節の違和感・詰まりが発生する理由

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(上の図「骨盤が前に傾いた状態」下の図「骨盤が後ろへ傾いた状態」/イラストAC)

股関節の違和感・詰まりが発生するのは、上の図のように骨盤が前か後ろに傾いたまま、長時間座っている時です。上の図は「骨盤が前に傾いた状態」、下の図は「骨盤が後ろへ傾いた状態」です。

私たちは座っている時、上半身を支えようと常にバランスを取っています。じっとしていることはなく、脚を組んだり肘をついたり、前へ後ろへと体を無意識に動かしています。この時、上半身の重さは分散され、どこか一点に負担がかかることはありません。

しかし、仕事をしたり、何かに集中すると姿勢は座ったまま固まります。この時に骨盤が前か後ろに傾いたままになると、つけ根に負担がかかる座り方になります。さらにこの時、骨盤が傾くことで、上半身の重さが股関節にかかります。 

①骨盤の傾きによる股関節への負担

②上半身の重さによる股関節への負担

この2つが股関節の違和感・詰まりを引き起こします。

股関節の違和感・詰まりを取るには「骨盤を立たせる」

股関節の違和感・詰まりを取るには骨盤を立たせることが大切です。そこで今回は、座っている時に特に硬くなる「腰」と「もも裏」をストレッチし、骨盤が勝手に立つように誘導していきます。

ストレッチのポイントは胸と太ももをピタッとつけたまま、お尻を引くことです。

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胸と太ももをつけたまま、お尻を引くことで腰ともも裏が程よく伸び、股関節の詰まりを緩めます。

膝を伸ばして、もも裏を伸ばすことに意識が取られてしまうと股関節により力が入り、詰まりは抜けません。

ぜひポイントを意識してストレッチしてみてください。それではやり方をご紹介します。 

股関節の詰まりを取って骨盤を立たせる!腰&もも裏ストレッチ

1)股関節を動かす

片膝を立てます。膝を内側・外側へ動かし股関節を緩めます。

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2)手をついて胸と太ももを付ける

この時、手を脚よりを前に置いてください。

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3)お尻を後ろに引いて「腰」と「もも裏」を伸ばす

胸と太ももをつけたまま、お尻を引いてください。程よく「腰」と「もも裏」が伸びることで股関節が緩みます。左右、5〜10回繰り返してください。

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股関節の詰まりや違和感を長く放置すると、歩きにくさや腰痛など他のトラブルに繋がることもあります。詰まりを感じたら、このストレッチで違和感をリセットしてください。

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AUTHOR

伊藤みなみ

伊藤みなみ

日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。



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