薄毛になりやすい頭頂部はコリやすい部分でもある|ガチガチ頭皮をほぐす方法
最近考えごとが多くありませんか?ストレスが溜まったままですか?それに伴い、頭痛が生じていませんか?病院へ行くほどではないけれども頭の重たさが消えないのは、頭のコリからきているかもしれません。
スマートフォンやパソコン画面を見る時間が増えたり、いろいろな状況の中、考えることが多いとどうしても頭部に疲労が溜まってしまうのは現代人の特徴の一つかもしれません。そして意外にも頭、頭皮にも「コリ」があるのです。頭皮を指で触ってみてください。頭皮は動きますか?柔らかいですか?もしぜんぜん頭皮が動かずかたくなっている場合、かなり頭のコリが進んでいます。頭皮をゆるめ、頭の重たさをとっていきましょう。
頭部の筋肉
脳から外側に向かって頭蓋骨、筋肉と腱膜、頭皮、髪の毛という構造になっています。頭の筋肉はなかなか見えませんが、眉上~額にかけて前頭筋、耳の上あたりに側頭筋、後頭部に後頭筋という3つの筋肉があります。そして、頭頂には帽状腱膜という筋膜(筋肉を覆う繊維状の膜)で頭蓋骨を覆っており、筋肉はありません。ですから、この帽状腱膜付近(頭頂部)は血流や老廃物が滞りやすく、髪の成長に必要な栄養素も届きにくく薄毛になりやすいところでもあり、コリやすいところでもあります。
頭のコリの主な原因
- 目の疲れ
- 無理な表情をつくっている
- 我慢することが多い
- 食いしばる状況が多い
- 常に緊張している
- プレッシャーにおかれている
- 物事を考え過ぎる
- ストレスが溜まっている
- 慢性的な首、肩コリがある…など
頭皮をゆるめるマッサージ
※指の腹や手のひらの腹をつかい、痛気持ち良い圧をかけていきましょう。そして深呼吸は忘れずにおこないましょう。
①耳の上を手のひらの腹で圧迫しながらゆっくり3回まわし、圧をかけたまま上に引き上げてキープ。
②はえぎわの中央に両手の指の腹をあてて上下に5往復。また、円を描くように頭皮をずらし、動かす。はえぎわの中央から徐々に耳の上まで。
③指の腹をつかって円を描きながら、首のつけねから後頭部のでっぱりまで。
④指の腹をつかって髪をかきわけるように、はえぎわから後頭部へすべらせ頭全体の頭皮をゆるめる。
頭痛を緩和するウサギのポーズ バリエーション
②~④は頭頂を床についていくので、首に負担がかかりやすいです。足の甲、膝下で床を押し体重を分散させながら、首に過度な負担がかからないよう集中し、慎重におこないましょう。また、首や肩にトラブル、ひざに痛みがある方はやめておきましょう。また、②~④を行った際、両手をしっかり床につき①の姿勢で少し一休みして血流が安定してから、(背骨の下から積み上げるよう頭最後に)ゆっくり正座の姿勢にもどりましょう!
マッサージやポーズをとった後の頭の重たさはいかがですか?もしかしたら、スッキリ感や軽さ、視界がクリアになる感覚も生まれているのではないでしょうか。頭の筋肉のコリをほぐし、柔らかくすることで脳もリラックスして休まります。ちょっとした隙間時間に頭をゆるめることも忘れず、疲れをしっかりとっていきましょう。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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