猫背を放置すると不調も増える【効率的に猫背改善】押さえるべきポイントは?猫背改善ヨガ

 猫背を放置すると不調も増える【効率的に猫背改善】押さえるべきポイントは?猫背改善ヨガ
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磯沙緒里
磯沙緒里
2022-03-04

猫背にお悩みの方の多くが、デスクワークだったりスマートフォンを見る時間が長かったりと、日常的に猫背の姿勢を続けていることが多いです。その場合、放置するほどに猫背による不調を感じやすくなってしまいます。今回は、猫背改善方法を時間がない方でも行いやすいようポイントを絞ってお伝えしていていきます。

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猫背改善のために押さえるべきポイント

猫背を効率的に改善したい場合、ポイントを押さえることが大切です。猫背改善のためにストレッチやアーサナを行うとき、どこに効かせたいのかを理解しながら動くことでより効果的にストレッチすることができるでしょう。猫背改善の場合、抗重力筋についてまずは理解しておきましょう。

抗重力筋とは?

抗重力筋とは、その名の通り重力に抵抗するために働く筋肉です。立っているだけ、座っているだけでも姿勢維持のために使われています。常に働き続けているこの筋肉は姿勢の影響を受けやすく、姿勢が崩れることで過度に緊張状態に陥ってしまうこともあります。猫背の状態はいわば姿勢が崩れた状態にありますので、関連する筋肉に影響が及び、強張ってしまうのです。それでは、この抗重力筋から、猫背改善のために特に押さえていただきたいポイントをご紹介します。

抗重力筋

1. 腹部

背中が丸まっている猫背の状態では、腹部の筋肉が短縮してしまうため、腹部の筋肉を伸ばしていきましょう。腹部の中央部分だけでなく、猫背の状態では脇腹も閉じて固まりやすい状態にあるため、脇腹もストレッチしておくとさらに効果的です。

【ブジャンガアーサナがお勧め!】

1. うつ伏せになり、胸の横に手の平をつき、脇を締めます。

2. 息を吸いながら上半身をゆっくりと起き上がらせます。胸を引き上げ、腹部を伸ばしましょう。3〜5呼吸キープします。

2. 太ももの裏側

猫背の状態では、太ももの裏側のハムストリングスも短縮しやすいです。お腹ともも裏が短縮することにより、腰が後ろに下がり、背中は丸い状態になりやすいです。デスクワーク中に猫背だったのでデスクワークを終えて改善しようと姿勢を正しても、固まった筋肉をそのままにしては改善されません。もも裏もしっかりストレッチしておきましょう。

【アルダハヌマーンアーサナがお勧め!】

1. 四つ這いになり、両手の間に右足をつき、左膝はマットに下ろします。

2. 息を吐きながら右膝を伸ばしていき、頭を下ろします。5呼吸キープして、反対側も同様に行います。

※今回は、もも裏が伸びていると感じられればOK!まずは無理のない範囲まで膝を伸ばしましょう!

動画を見ながら動いてみましょう!

もっと猫背を改善するために動きたいと感じたら、以下の動画と一緒に動いてみましょう。改善のために、まずは週に3回は行ってみてください。

 

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磯沙緒里

磯沙緒里

ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。



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