【肥満タイプ診断どれも当てはまる】混合太りタイプさんにおススメ!巡らせて、流す「大根おろし納豆」
肥満の傾向を診断してみると、複数のタイプに当てはまってしまう。結局自分のタイプってどれなんだろうと悩まれている方も多いのではないでしょうか。中医学でも「水太り・血太り・気太り」の大きく3つに分かれますが、実は複数に当てはまる「混合太りタイプ」の方が多かったりします。そんな方におすすめの薬膳食材をご紹介します。
全身の流れが滞り余分なものが溜まった「混合太りタイプ」さんは巡らせて、流す!!
中医学でみる肥満タイプとは?
中医学では身体の中に「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の要素があると考えられています。そしてこの3つの要素が、体内をうまく巡ることによって健康が維持されていると言われています。反対に、外的・内的要因で巡りが滞ってしまうと、身体に様々な不調が現れます。
また、『肥満』もこの不調の一つとして考え、以下の4つに大きく分類されます。
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水太りタイプ
ー余分な水が身体に溜まり、むくみから下半身太りに発展しているケース。水分で身体が冷えたり、だるさを感じる人が多い -
血太りタイプ
ー余分な血が体内に溜まり、腹部を中心に脂肪がついてしまうケース。余分な血がたまると、アザやシミができやすい。生理痛に悩む方も多い -
気太りタイプ
ー気が体内に滞り、胸や腹部のハリが出るケース。暴飲暴食やストレスが多い方に当てはまることが多い。体重の増減が大きいことも特徴 -
混合太りタイプ
ー(1)~(3)の複数のタイプに症状が当てはまるケース
別の記事【中医学に学ぶ、肥満タイプ診断】あなたの肥満タイプは?体質改善できる「ごはんにプラス薬膳食材」で、肥満タイプ診断については解説しています。
「混合太りタイプ」って具体的には?
体内の3つの要素「気(き)・血(けつ)・水(すい)」は、気が巡ると一緒に水と血も巡りやすくなったりと、互いに影響しあっています。反対に、何か一つが滞ると他の動きも悪くなってしまうといわれています。
例えば、暴飲暴食やストレスで気の流れが滞ると、血の滞り(血流悪化)や水の滞り(むくみ)も引き起こします。水分は冷たい性質を持つの手、身体に余分な血や水が溜まると身体が冷え、余計に気の巡りも滞ってしまいます。こうして、気・血・水の複数の不調が同時に起こるのが「混合太りタイプ」です。
「混合太りタイプ」さんは、巡らせて流す!
つまり、「混合太りタイプ」さんの肥満症状の改善には、『巡らして、余分なものを流す』ことが必要です。余分なものを出すというのは、いわゆる「デトックス」や「消化促進」「排泄」です。
一方の「滞りを巡らせる」というのはイメージしやすいよう以下に例をあげておきます。
●気を巡らせる・・・胸を大きく開いて深呼吸をしたり、スッキリする感覚。自立神経が整うイメージ
●血・水を巡らせる・・・汗をかくくらいの運動をした後に手足があったかくなって、むくみが解消されているイメージ。血流改善など
巡らせて流す。最強の「大根おろし納豆」
おすすめの薬膳食材①『納豆』は、血流改善・消化促進
- 滞りを解消してくれる。特に滞った血のを巡らせる効果が期待できます(血流改善)
- お腹の調子を整えて消化促進。胃もたれ、お腹のはり、便通改善などに
※近年、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」という成分が血栓予防に良いという研究成果が報告されているようです。薬膳で考える効果とも共通しています。
おすすめの薬膳食材②『大根』は、消化促進・気水の巡りUP
- 身体の余分な熱を冷ます
- お腹の調子を整えて消化促進。胃もたれ、お腹のはり、便通改善などに
- 気の巡りを改善して、こみ上げる吐き気やげっぷなどに
- 水の巡りをスムーズに。むくみや喉の渇きをやわらげる
- 免疫力を高めるはたらきがあるので、のどの不快感、咳、口内炎、風邪やインフルエンザの予防にも
※大根に含まれる「デンプンを分解するアミラーゼ(ジアスターゼ)」が消化促進効果があるといわれています。この2つを使った大根おろし納豆は、最強の巡りUP・デトックスレシピです。
より気になる症状に合わせて薬味を選ぶ
むくみが気になる「水太りタイプ」の傾向が強い方には、身体が冷えていることが多いです。そのため、生姜 や ネギ の辛味で温めて巡らせるのがおすすめ。
ストレス太りの「気太りタイプ」やお腹ポッコリ「血太りタイプ」の傾向が強い方は、巡らせる力の強い お酢 や タマネギ がおすすめ。
気になる症状に合わせて薬味を選んでみてください。
おまけで、アンチエイジング効果のある ゴマ を最後に振りかけてみてもいいですね。
巡りUPには身体を動かすことも忘れないで
身体の滞りを改善するには、身体を動かすことも忘れてはいけません。全身を動かす運動はもちろん、気になる症状に合わせた動きを取り入れてみてください。
例えば、気の巡りを改善するには、胸を大きく開くような動きを。水・血は下半身に溜まりやすいので、股関節を大きく動かして下半身の血流を改善するような動きがおすすめです。
こちらでも「大根おろし納豆」をご紹介しています
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AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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