【血太り・水太りさん向け薬膳レシピ】むくみ・ドロドロ血を解消「トマトとミョウガのピクルス」
デスクワークが続いて下半身が運動不足になったり、クーラーで身体が冷えがちな夏、むくみやだるさが気になっている方も多いはず。水だけではなく血の巡りも悪くなり、下半身太り、お腹の周りの脂肪がついてしまいます。そんな血太り・水太りさん向けに中医学でおススメの「酢」と夏野菜を使った簡単な薬膳レシピをご紹介。
「水太り・血太り」さんタイプに、おススメの薬膳レシピを紹介
こんな人は、「水太り」さん、「血太り」さんタイプかも。
- むくみやすい(特に下半身)
- つかれやすい、重だるい(特に寝起きなど)
- お腹周りの脂肪が多い
- クマや顔のくすみが気になる
水と血を巡らせる薬膳食材「お酢」
「水太り」さん、「血太り」さんは、身体の中の「水・血」を巡らせる必要があります。そのためのおススメの薬膳食材が「お酢」です。
お酢
- 血の巡らせ、瘀血(おけつ)を改善 ※瘀血とは、身体に溜まった汚い血のこと
- 消化機能の促進
- むくみ改善
「お酢」は現代科学でも、胃酸の分泌・腸内の善玉菌を増やすことで、便通の改善効果が期待できるとされています。その他、疲労回復、がん抑制、高血圧抑制などの効果があるといわれており、いいこと尽くしの食材です。
簡単に作れる夏野菜「トマトとミョウガのピクルス」をご紹介
1)下準備
ミョウガ(4~5個)は縦半分に切り1分くらい茹でる
ミニトマト(7~10個)は洗って爪楊枝で2-3箇所穴をあける
2)ピクルス液をつくる
水(200ml)とお酢(100ml)、砂糖(大さじ1)、塩(小さじ1/2)をひと煮立ちさせる
※水とお酢は2:1になるように、甘みは砂糖の分量をお好みで調整ください
3)容器に入れて漬ける
保存容器に下準備をしたトマトとミョウガを入れて、(2)のピクルス液を注ぎ入れる
粗熱が取れたら冷蔵庫で1日以上漬けて完成
お酢以外にも今回使用した夏野菜は、こんな薬膳効果があります。
トマト
余分な熱を取り除く・のどを潤す・消化機能の促進
ミョウガ
気の巡りを促し、消化機能を司る「脾(ひ)」を元気にする
アレンジ可能な食材を紹介
上記のレシピの食材以外にも、体調に合わせてお好みのお野菜でアレンジするのもおススメです。
オクラ
食欲不振、胃腸を整えて便秘解消。血圧を下げる
キュウリ
むくみ解消、余分な熱を取り除きのどを潤す
ニンジン
胃腸を元気に。血を補い貧血改善、肌のツヤ、目の疲れを癒す
簡単に作れて、甘酸っぱくておいしいピクルスを冷蔵庫に常備してはいかがでしょうか。冷蔵保存で4~5日はおいしく食べて頂けます。だるさを感じて食欲のない朝には、酸っぱいトマトを一口食べて、目を覚ますのはいかがでしょうか。
滞った水と血を巡らせて、身体の中からヘルシーな美しさをめざしましょう。
AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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