【便をごっそり排出】便秘薬を飲むその前に…これが効く!お腹がスッキリする便秘解消法5選

 【便をごっそり排出】便秘薬を飲むその前に…これが効く!お腹がスッキリする便秘解消法5選
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半田葉子
半田葉子
2021-07-25

「もう何日もお通じがない」「ついつい便秘薬に頼ってしまう」「便秘で体調が悪い」「下剤じゃなくて漢方だから大丈夫」などなど思い当たる節のある方はいらっしゃいませんか。 妊婦さんやお年寄りをはじめ、最近では幼児まで…便秘に悩む方は多いのではないでしょうか。なぜ私たちは便秘になってしまうのでしょう。 今回は腸セラピストとして多くのお腹に触れてきた、マクロビオティック歴15年の≪素果子|sugashi≫ 店主半田葉子さんが、便秘のメカニズムと解消法について解説します。

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腸に関するトラブルはひとそれぞれ。毎日お通じがある方がいる反面、一週間以上ないという方も多くいます。お腹に触れればすぐにわかるほど。忙しい時、環境が変わった時、排便のサイクルが変わってしまうのは仕方のないこと。

便秘は「百害あって一利なし」。今回はなぜ便秘になってしまうのか、そして、なってしまった時の対処法5選をご紹介します。

便の大切な役割

便は「便り」と書き、「お通じ」ともいいますが、便は身体の「排毒」の大切なお知らせです。排毒とは、体内の毒素を外に排出することで、発熱や発汗、鼻水や咳も排毒の一種です。「排毒」という形で私たちは日々、身体に入り込んだ不要なものや異物を外に出し、体調を整えているのです。

また、私たちの身体の老廃物の約4分の3が便と尿から排毒されるとも言われています。老廃物とは、体内に取り込まれた食べ物の栄養消化・吸収・代謝されたあとに残る不要物をはじめ、腸内の悪玉菌や汚れた空気・食品添加物・農薬などが挙げられます。
水に溶ける物質は腎臓で濾過されたのちに尿として、溶けない物質は肝臓から腸の中に送られ便として排泄されます。

便秘がもたらすこと

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老廃物が溜まった腸内は病気の原因に/AdobeStock

便秘の状態が長く続くということは、「排毒」ができていない状態、身体の中に老廃物が留まった状態を指します。腸内に溜まった老廃物は、「便」が出ない限り腸内に留まり続けます。腸は栄養の「消化・吸収」をし「代謝」を促す場所。体内に取り込まれたものは、食道や胃を通り小腸で栄養を吸収した後、大腸で食物繊維の発酵と水分および塩分の吸収をし、最後に便として排出されます。

便として大腸に留まり続けた老廃物は、約36℃の腸内で食物繊維を醗酵し続け、その中の水分を吸収し続けています。便秘の方の便が固くなるのはそのためですが、その水分の中には、老廃物や悪玉菌も溶け込んでいます。それが便として出ない限り身体の中に吸収し続けてしまう、と考えると少し恐ろしいですよね。便秘がちな人が肌荒れや体調不良を引き起こしたり、大腸がんになるリスクを高めてしまうことにも繋がります。
※腸と心身のメカニズムについては、【医師監修】痩せない・肌荒れ・冷え・生理痛・憂鬱…全て腸に原因があるかも?「プチ不調が整う腸活」 をご覧ください。

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