【便をごっそり排出】便秘薬を飲むその前に…これが効く!お腹がスッキリする便秘解消法5選
「もう何日もお通じがない」「ついつい便秘薬に頼ってしまう」「便秘で体調が悪い」「下剤じゃなくて漢方だから大丈夫」などなど思い当たる節のある方はいらっしゃいませんか。 妊婦さんやお年寄りをはじめ、最近では幼児まで…便秘に悩む方は多いのではないでしょうか。なぜ私たちは便秘になってしまうのでしょう。 今回は腸セラピストとして多くのお腹に触れてきた、マクロビオティック歴15年の≪素果子|sugashi≫ 店主半田葉子さんが、便秘のメカニズムと解消法について解説します。
腸に関するトラブルはひとそれぞれ。毎日お通じがある方がいる反面、一週間以上ないという方も多くいます。お腹に触れればすぐにわかるほど。忙しい時、環境が変わった時、排便のサイクルが変わってしまうのは仕方のないこと。
便秘は「百害あって一利なし」。今回はなぜ便秘になってしまうのか、そして、なってしまった時の対処法5選をご紹介します。
便の大切な役割
便は「便り」と書き、「お通じ」ともいいますが、便は身体の「排毒」の大切なお知らせです。排毒とは、体内の毒素を外に排出することで、発熱や発汗、鼻水や咳も排毒の一種です。「排毒」という形で私たちは日々、身体に入り込んだ不要なものや異物を外に出し、体調を整えているのです。
また、私たちの身体の老廃物の約4分の3が便と尿から排毒されるとも言われています。老廃物とは、体内に取り込まれた食べ物の栄養消化・吸収・代謝されたあとに残る不要物をはじめ、腸内の悪玉菌や汚れた空気・食品添加物・農薬などが挙げられます。
水に溶ける物質は腎臓で濾過されたのちに尿として、溶けない物質は肝臓から腸の中に送られ便として排泄されます。
便秘がもたらすこと
便秘の状態が長く続くということは、「排毒」ができていない状態、身体の中に老廃物が留まった状態を指します。腸内に溜まった老廃物は、「便」が出ない限り腸内に留まり続けます。腸は栄養の「消化・吸収」をし「代謝」を促す場所。体内に取り込まれたものは、食道や胃を通り小腸で栄養を吸収した後、大腸で食物繊維の発酵と水分および塩分の吸収をし、最後に便として排出されます。
便として大腸に留まり続けた老廃物は、約36℃の腸内で食物繊維を醗酵し続け、その中の水分を吸収し続けています。便秘の方の便が固くなるのはそのためですが、その水分の中には、老廃物や悪玉菌も溶け込んでいます。それが便として出ない限り身体の中に吸収し続けてしまう、と考えると少し恐ろしいですよね。便秘がちな人が肌荒れや体調不良を引き起こしたり、大腸がんになるリスクを高めてしまうことにも繋がります。
※腸と心身のメカニズムについては、【医師監修】痩せない・肌荒れ・冷え・生理痛・憂鬱…全て腸に原因があるかも?「プチ不調が整う腸活」 をご覧ください。
AUTHOR
半田葉子
バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_
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