だるい体が目覚める!【仕事開始前・休憩中におすすめ】椅子に座ったままできる3つの"開く"ポーズ
在宅勤務が多くなり、身体を思いっきり伸ばすことが少なくなりつつある昨今、頭がぼーっとしてなかなか効率が上がらないときはありますよね。ヨガマットを敷かなくても椅子に座ったまま全身スッキリするポーズをお伝えします。是非、仕事の前、休憩時におこなってみてください。
在宅勤務が多くなり、起きてそのままパソコンの前に座って仕事を開始するーーそんな生活も日常になってきている方が多いのではないでしょうか。デスクワークを始めても、目がまだとろんとしたまま、頭がぼーっとして、なかなかやる気スイッチが入らないときはありますよね。今回はそんなときに勧めたい、椅子に座ったままやる気スイッチをオンにするポーズをお伝えします。
「胸を開く」「脇腹を開く」「股関節を開く」
やる気スイッチがまだオフのときの姿勢は、身体が縮こまり猫背で、血流も悪く、呼吸も浅くなっていることが多いようです。そんな時は逆の動きを取り入れてみましょう。手足を大きく広げ、胸を開き、脇腹を開き、股関節を開く。これらは、肺のまわりの筋肉をしっかり動かすことに繋がります。肺は自らでは動けないので、肺のまわりの筋肉がしっかり動くことによって肺がしっかり動き、呼吸が深まっていきます。そして、呼吸を深めることで、体内の血液やリンパ液などのめぐりも良くなり、酸素が循環良く運ばれ脳を目覚めさせ、やる気スイッチオンへ切り替えるポイントとなっていきます。椅子に座ったまま全身を気持ち良く伸ばし、呼吸が自然と深まるポーズをご紹介します。是非、一度試して身体の変化を感じてみてください。
胸を開く
①椅子に浅く座り、足裏はしっかり床につけ背すじを伸ばす。
④吸)再び両手をパーに大きく開き、胸を開く。
⑤吐)両手をおろし、始めの座り姿勢に戻る。
脇腹を開く
①椅子に浅く座り、足裏はしっかり床につけ背すじを伸ばす。
②吸)左手は椅子に軽く添える、またはお尻のすぐ後ろへ、頭頂・右手は空高く伸ばす。
⑤吸)上の手に引っ張られるような感覚で上体を起こし、手をおろし、始めの座り姿勢に戻る。
反対側も同じようにおこなう。
股関節を開く
①椅子に浅く座り、足裏はしっかり床につけ背すじを伸ばす。
④吸)上の手に引っ張られるような感覚で上体を起こし、手をおろし、足も元の位置へ。始めの座り姿勢に戻る。
反対側も同じようにおこなう。
自律神経の中でも唯一コントロールできるのが呼吸だと言われています。呼吸を深めることを意識しながら、肺のまわりの筋肉をしっかり動かすと、短時間でも全身のだるさを吹き飛ばします。一日のスタートに「胸を開く」「脇腹を開く」「股関節を開く」のポイントを押さえながら、一つでも取り組んでみるとやる気スイッチが入りやすくなります。一日の始まりや、休憩時間などの節目時、流れを少し効率良く変えていきたいときに、取り入れてみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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