【ストレス解消法】ストレスが溜まっているなら「セルフヒプノシス(自己催眠)」でリラックスしよう
ヒプノシス(催眠術)は、新たなお気に入りのストレス解消法になるかもしれない。
ヒプノシス(催眠術)というと、口ひげを生やしたマジシャンが懐中時計を振りながら、被験者をニワトリのように鳴かせて目覚めさせる姿を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。しかし、このハリウッドの典型的なイメージとは正反対に、ヒプノシスは脳の力を利用するために用いられ、研究によって裏付けされた貴重なツールである。自信を持たせたり、疑念を払拭したり、パフォーマンスを向上させるために用いられる。そして何より、自分でできるのだ。つまり、黒魔術師は必要ない。
端的に言えば、セルフヒプノシス(自己催眠)とは、深いリラックスと暗示に対する受容性の向上を特徴とする意識の高揚状態のことである。それは、現実と空想の区別がつかない潜在意識をコントロールすることであり、失うことではない。想像力をコントロールすればするほど、現実の行動に影響を与えることができるのだ。
脳と身体を密接に結びつけることで、実際に身体的な成果を得ることができる。いくつかの研究によると、自分があるスキルを実践する姿を想像するだけで、筋肉に筋電活動が起こり、特定のパターンで発火するように指示されることが明らかになっている。そして、脳はその神経回路を記憶し、一種の認知的青写真を形成し、いざ行動するときにそれを活用することができるのだ。自分がこのような動きをして、望む結果を得ていることを明確に「イメージ」できれば、そのビジョンを物理的に実現できる可能性が高まる。
例えば、多くのアスリートが大会準備のためにビジュアライゼーションを実践し、五感を駆使してどんな体験をしたいか、起こってほしいことをイメージする。セルフヒプノシスは、このコンセプトをさらに一歩進め、あなたの深い精神能力を利用し、新しい習慣や行動を築くと同時に、非生産的な、あるいは破壊的な感情や習慣を解放し、成功を目標とする。
もし自分で試してみたいなら、オックスフォード大学で治療神経科学を学んだジャック・ハーレーさんが説明する以下の簡単なステップに従ってみよう。
1.快適な環境を作る。集中できる静かな空間で、気が散るものをできるだけ少なくし、穏やかな気持ちになるようにしよう。「柔らかい椅子に座り、足と足を交差させましょう。寝転んでも良いですが、寝落ちは避けましょう」とハーレーさんは勧める。
2.頭の先からつま先までリラックスする。温かいエネルギーボールが、体の上から下へ、そしてその間のあらゆる場所を移動して行くのをイメージして。「緊張を見つけたら、それに意識を集中し、順次解放していきましょう」とハーレーさんは言う。
3.より深く掘り下げる。リラックスしながら、階段をゆっくり降りている自分、好きな場所への小道を歩いている自分を思い浮かべよう。進むにつれてどんどんリラックスして落ち着いていくようにし、急がないようにしよう。心身ともに深いリラックス状態になるには、10分ほどを目安にする。白昼夢の中にいるような感覚になるはず。
4.暗示にかける。このトランス状態になったら、今度は潜在意識に語りかけよう。「暗示とは、困難な状況において、あなたが違った行動をとるかもしれないことを、シンプルかつ明確に述べること。これらの暗示は、あなたのセルフヒプノシス・セッションが終了した後に効果を発揮し、目標を達成するのに役立ちます」と、ハーレーさんは言う。彼は、暗示を行う際、「I am(私は)」というフレーズで始めることを推奨している−例えば、私は強い。私は自信がある。私はより早い。のように。
5.明るい兆しのためのシナリオ。暗示的なフレーズを心に留めながら、理想のシナリオをできるだけ詳細に想像しよう。それに立ち向かう自分、そのレースに勝つ自分、完璧なパフォーマンスをする自分を想像する。全体を通して、このシナリオと関連付けるため、潜在意識に刻みたい「I am(私は)」の暗示を繰り返す。
6.通常のアラートレベルに戻す。現実に戻る準備ができたら、10から1へ逆算し、「私はもっと元気」「私はできる」「私はうまくいってる」など「私は」で始まる声明を繰り返したり、自分自身と約束をかわすための何らかの言葉を発したりしよう。
セルフヒプノシスには回数や時間など決まった処方箋はないものの、練習すればするほど、その催眠状態に到達しやすくなり、効果的だ。
教えてくれたのは…カイラ・マッケイジーさん
カイラ・マッケイジーさんは、コンテンツに熱心で、あらゆるSNSに詳しいSEO愛好家。現在、Bautis Financial(ニュージャージー州にあるファイナンシャルアドバイス会社)のマーケティング・スペシャリストであり、Outside Interactive Inc.(出版社)ではパートタイムで働き、雑誌Oxygen Magazineに頻繁に原稿を寄せている。また、中小企業がデジタル空間で足場を固めるのサポートを行っている。
(LinkedInのプロフィールより抜粋:Kyra Mackesy is a SEO enthusiast whose infatuated with being immersed in content and passionate about all things social media. Currently, she's a Marketing Specialist at Bautis Financial, works part-time for Outside Interactive Inc. and frequently puts pen to paper writing for Oxygen Magazine. In her spare time, she helps small businesses find their footing in the digital space.)
ヨガジャーナルアメリカ版/「Feeling Stressed? You May Want to Use Self-Hypnosis to Relax」
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ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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