下腹がぽっこりするのは腸が下がっているから?しつこい便秘も解消!腸の位置を整えるお腹のマッサージ

 下腹がぽっこりするのは腸が下がっているから?しつこい便秘も解消!腸の位置を整えるお腹のマッサージ
Adobe Stock
須藤玲子
須藤玲子
2022-02-04

バランスのよい食事、適度な運動、健康的な生活を心がけていても、気づけば下っ腹はぽっこり。ついでに便秘も…。もしかしたら、その原因は、腸が下がっているせいかもしれません。今回はそんな人に向けた、セルフケアの紹介です。下がった腸の位置を整えて、外見も体の中もスッキリさせましょう。

広告

腸のしくみを知ろう!

まず、体の内側に目を向けて、自分のお腹の中がどうなっているか、腸の位置や働きをチェックしておきましょう。

腸の位置

おへその辺りにあるのが小腸。そのまわりを囲んでいるのが大腸です。小腸はジグザグに折り畳まれたイメージ。ここで食べ物の消化吸収が行われています。小腸で吸収しきれなかったものが大腸に送られて、最終的に余ったものを便として排出します。

腸が下がるのはなぜ?

お腹の中心から下腹部にかけて存在する小腸は、もともと、消化吸収の過程で水分を溜めようとする特徴があります。腸の働きがスムーズな時はよいのですが、腸内環境が乱れると動きが悪くなり、水分だけでなく老廃物も溜め込みやすくなります。その重みで小腸全体が徐々に下がり、更に溜まった便の重みで大腸も下がり、下腹部がぽっこりしてしまうのです。特に筋力の少ない女性は、内臓を支える力も弱いため下がりやすいと言われています。

腸内環境改善!お腹のマッサージ

ぽっこりお腹も便秘をまとめて解消!セルフマッサージで下がった腸の位置を元に戻し、活性化させましょう。

やり方

1.膝を立てた状態で仰向けになる。

2.お尻を床から浮かせる。ヨガの橋のポーズへ。

膝を立てた仰向けから橋のポーズへ。
1.膝を立てた状態で仰向けになる。
2.お尻を床から浮かせる。ヨガの橋のポーズへ。

 

3.両手を下腹部に添え、下から上に10回程度すべらせながらマッサージ。下がった腸を引き上げるイメージで10回×3セット行う。

橋のポーズで下腹部のマッサージ
3.両手を下腹部に添え、下から上に10回程度すべらせながらマッサージ。下がった腸を引き上げるイメージで10回×3セット行う。

4.息を吐きながらお尻を床に下ろす。呼吸を整えてリラックス。

ポイント

ゆっくり呼吸をしながら行います。便が溜まっている時は、張りや痛みを感じることもあります。無理はしないこと。また、お尻を上げたままキープするのがつらい場合は、高さのある大きめのクッションや、ヨガブロック、フォームローラーなどをお尻の下に置きましょう。余分な力が入らず、快適にできますよ!

フォームローラーを使った橋のポーズで下腹部のマッサージ

外見も体の中もスッキリしよう!  

いかがでしたか?今回は、下腹部を中心にしたお腹のマッサージの紹介でしたが、そのほかにも、おへそを中心に円を描くマッサージで小腸を刺激したり、大きな円を描いて大腸の動きにアプローチしたり、ツボを刺激するやり方もあります。いろいろ試して、外見も体の中もスッキリしましょう!また、腸が下がるのを予防するには、筋力を衰えさせないこと、腸内環境を整えることが大切ですが、普段から自分の体に触れ、お腹の状態を知っておくこと、体の変化にちゃんと気づいてあげることも重要かもしれませんね。

広告

AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。RYT200/フェイシャルヨガTTC/骨盤底筋トレーニングヨガTTC/リストラティブヨガTTC/陰ヨガTTC/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

腸の位置
膝を立てた仰向けから橋のポーズへ。
橋のポーズで下腹部のマッサージ
フォームローラーを使った橋のポーズで下腹部のマッサージ