【ポイントは横隔膜】10年後も健やかな身体でいたい人に!横隔膜ストレッチのやり方

 【ポイントは横隔膜】10年後も健やかな身体でいたい人に!横隔膜ストレッチのやり方
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磯沙緒里
磯沙緒里
2022-01-17

「今よりももっと健やかになりたい」「10年後も健やかな身体を保ちたい」そんな思いは多かれ少なかれ誰にでもありますよね。ただ、ポイントを定めずにトレーニングを続けるのはとても大変で、これまでに挫折してしまった方も多いのではと思います。今回は、ポイントを1つに絞ってストレッチで無理なく健やかな身体づくりを行う方法をお伝えします。

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健康の底上げをしたいならポイントは横隔膜

健やかな身体を保ちたい、今よりも健康になりたいと考えるなら横隔膜を意識したストレッチを行いましょう。辛いトレーニングは続かない方も、横隔膜は様々な方法で動かすことができます。運動が苦手でもできるのが横隔膜を意識することですので、万人にお勧めできます。では、どうして横隔膜なのでしょう?

横隔膜を使う意識ができると基礎代謝の引き上げに役立つ

横隔膜の周りには体幹のインナーマッスルがあり、上下には内臓があることにより、横隔膜を意識的に動かすだけで心身に様々な良い影響をもたらします。

横隔膜と内臓

まず、横隔膜を動かすことで筋肉や内臓が動くため、基礎代謝の引き上げに繋がります。基礎代謝とは生命維持のために必要な、いわば生きているだけで消費されるエネルギーのことで、1日の消費エネルギーの約70%を占めています。

基礎代謝を上げるための方法として、筋肉量を増やすために激しいトレーニングをするイメージがあるかもしれませんが、基礎代謝を上げるためにできることはそれだけではないのです。

基礎代謝量の内訳として、内臓が占める割合は38%もあります。骨格筋(筋肉)の場合は22%ですので、内臓の働きを高めることは必須といえます。しかし、スマートフォンやPCを見るなど長時間同じ姿勢で過ごすことによって内臓を守る体幹部分の筋肉が強張ってしまいがちです。このことにより、結果的に内臓の機能低下に陥りやすいのです。

それでは、内臓の働きを高めるためにはどんなことを行えばいいのでしょう?生活リズムを整えること、規則正しくバランスのとれた食生活へと見直すこと、そして、体幹部分の筋肉をほぐすことです。そのためには、横隔膜を意識したストレッチを行うことが有効です。

横隔膜を動かすことで自律神経のバランスが整う

また、横隔膜を動かす最も身近な方法は呼吸することです。深い呼吸によって横隔膜を動かすことにより、自律神経のバランスを整えることに繋がります。

横隔膜と呼吸

つまり、横隔膜を動かすだけで疲労回復をはかったり、そもそも疲労しづらい身体へと導きやすくなるのです。さっそく以下の横隔膜ストレッチを試してみましょう。

横隔膜ストレッチの方法

1. 四つ這いになり、左足を両手の間に着きます。右手をマットに着き、左手を上に伸ばしてから後頭部に当てます。息を吸いながら視線を天井へ、胸を開きましょう。

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2. 息を吐きながら視線と肘を下向きにします。

2

1〜2を3巡程度しましょう。

さらに、以下の動画では様々な横隔膜ストレッチをご紹介しています。動画を見ながら一緒に取り組んでみましょう!

全て行うのが難しい時でも、深い呼吸を心がけつつ行いやすいストレッチをできる範囲で試すだけでも大丈夫です。横隔膜ストレッチで自分の体を労り、健やかにすごしていきましょう!

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磯沙緒里

磯沙緒里

ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。



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