【どっさり出したい】股関節の詰まりが便秘の原因だった?老廃物を根こそぎ流す極上デトックスポーズ
食事や運動に気をつけていてもお腹がスッキリしない…。それはもしかしたら「股関節の詰まり」が関係しているかもしれません。股関節の詰まりがなぜ不調を引き起こす原因になるのでしょうか?その仕組みや老廃物を流すデトックスポーズをチェックしていきましょう。
「股関節の詰まり」とは
股関節は「球関節(きゅうかんせつ)」と呼ばれる種類の関節で、お茶碗型の受け皿にボールが収まっているような構造をしています。人体の中で肩関節に次いで可動域が大きく、様々な方向に動くことができます。
けれど日常生活では同じ動作を繰り返し行うことが多い為、股関節まわりの筋肉に偏りが生まれてきます。特に「デスクワーク」「車を運転する」「家事・育児」といった活動をされる方は股関節を伸ばす機会が少なく、腿のつけ根にある腸腰筋(ちょうようきん)が硬くなりやすいです。これが股関節の詰まりの原因となり、体に不調を引き起こす可能性があるのです。
股関節の詰まりが便秘の原因に?
一見関係がなさそうに見える“股関節の詰まり”と“便秘”ですが、実は深い繋がりがあります。
股関節が詰まり腸腰筋が硬くなると、骨盤が前に傾き反り腰になる傾向にあります。骨盤が整っている時は腹部のインナーマッスルがしっかりと働き、呼吸をする度に内臓に適度な刺激を与えてくれます。けれど骨盤が歪んでいるとインナーマッスルがうまく働かず、内臓への自然なマッサージ効果を得ることができません。
また股関節を動かす機会が少ないと骨盤まわりの血流が滞り、気がつかないうちにお腹が冷えていることも…。腸が冷えると動きが鈍くなり、便の排出がスムーズにいかなくなってしまいます。
股関節の詰まりと便秘を解消しよう
股関節の詰まりを解消するには、股関節を適度に動かすことが大切です。特に腿のつけ根を伸ばす(股関節伸展)動きを意識的に取り入れてみてください。また内臓へのマッサージ効果を高める為に、背骨をツイストするヨガポーズもお勧めです。ポイントはリラックスしながら深い呼吸と共に行うこと。副交感神経が優位になることで巡りがよくなり、より“お腹スッキリ”が期待できます。
老廃物を根こそぎ流す!極上デトックスポーズ
股関節の詰まり解消と深いツイストが一度にできるデトックスポーズをご紹介します。もし腰に違和感がある場合は、膝同士を近付けるようにして調整しましょう。
準備するもの
ボルスター(またはクッションや毛布を丸めたもの)
やり方
1.ボルスターに背を向ける/膝を立てて座る
2.膝を右側に倒す/膝の角度は90°くらいになるように調整
3.上体を右側へゆっくりツイストする
・息を吸う時:背骨を引き伸ばす
・息を吐く時:上体を右へツイスト
4.上体をボルスターに預けて呼吸を繰り返す/30秒~1分ほどホールド
5.ツイストをほどいたら脛を抱えて背中を丸める/反対も同様に行う
▼動きを動画でチェック▼
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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