見えない部分も整理整頓を!初心者でも分かるデジタル機器の中身を整理整頓する方法
わたしたちの生活に欠かすことのできないものの一つとしてスマホやPCなど「デジタル機器」はあげられるのではないでしょうか。お世話になりっぱなしのデジタル機器ですが、”中身”も整理整頓する新しい年の仕事の効率化やプライベートでのデジタル機器との関係をよくしていきたいとは思いませんか?今回は、年末の大掃除と一緒に行いたいデジタル機器の”中身”の整理整頓方法を初心者の方向けにおすすめします。
デジタル機器の"中身"も整理整頓が必要
2021年も残すところわずか。「今年の汚れは今年の内に」とせっせと、大掃除とはじめた方も多いのではないでしょうか?
そんな見える汚れはもちろん落とすことが大切ですが、見えないところもしっかり整理整頓することこそが大掃除とわたしは思っています。例えば、とりあえずガラクタを戸棚の中にしまい込んで「きれいになったー」と言ってもそれは掃除とは言えないと思います。パッと見でキッチンをきれいにしていたとしても、よくよく見ると油で壁がベトベトだったり、冷蔵庫の中に何年前かに買った調味料がある、野菜室にシナシナになった野菜や果物があったら、ちょっと残念だなとわたしは思ってしまいます。「本当にきれいな場所」では、なんだか気持ちも明るくなると思いませんか?目に見えるところはもちろんですが、目に見えないところも整えるから精神的な安定につながっていくと思うのです。
ですので、見落としがちな場所もしっかり大掃除しておくことが、新しい年を迎えるにあたって重要。中でも、意外と見落としがちなのがデジタル機器の中身ではないでしょうか。
デジタル機器は、世の中を快適に過ごすことを可能にしていくれる大切な存在。けれど、中身がぐちゃぐちゃになっていると使い心地は悪くなっていきます。例えば、容量が重ければ作動も遅かったり、余計なものが多く何をどこに保存したか分からなくなってしまったりという経験があるという方も少なくないのではないでしょうか。
時代の進歩が生んだテクノロジーを上手に使うためにも、デジタル機器の中身も整理整頓することをおすすめします。
デジタル機器の中身の整理整頓3つのステップ
1. アカウントを見直し、使わないものは削除
ブックマークやパスワードマネージャーなど、パスワードやユーザー名を保存している場所を見直します。
もししばらく使っていないアカウントがあれば、今年の内に最後のログインをして個人情報をすべて削除!アカウントを無効にしてみては?
わたしのEメールにはいつ登録したのか分からないメルマガや広告がよく届きますが、あまりにもその数が多すぎると本当に重要なメールを見逃してしまう恐れもあります。毎回ゴミ箱フォルダに仕分けるのも面倒ですし、何よりもメールアドレス、ユーザー名、パスワードの不要な流出を防ぐことができるため、現在せっせとアカウントを無効にしています。
2. 写真を整理して保存
今年は何枚の写真を撮影しましたか?「とにかくたくさん」ではないでしょうか?
わたしが子どもの頃は、インスタントカメラが流行っていたこともあり写真を撮影すれば現像してアルバムに入れたり、部屋に飾ったりしていることが当たり前でしたが、いつしか撮影した写真は現像されることなく、ただパソコンや携帯電話の容量を占領しているだけになっています。(とっても残念ですよね)
せっかく思い出に残る素敵な写真を撮影したのであれば、整理して、バックアップを取り、何か特別なものを作るのも、デジタル機器の中身の整理整頓の中でも楽しいパートの一つのはず。何年分も溜めていれば時間はかかってしまいますが、以下のヒントが参考になれば嬉しいです。
◆写真をクラウドにバックアップ
写真をクラウドにバックアップすることは、かなり重要。例えば、機器が故障や盗難・紛失といった不測の事態が発生しても、大切な思い出を失うことはありません。さらに、新しいスマホを購入するときにも、写真をクラウドに保存しておけば、新しいスマホがに自動的に写真にアクセスできるようになります。また、PCなど、ほかの機器から写真にアクセスできるようになるのも嬉しいですよね。
◆バックアップをとったら写真は削除してもOK
写真のバックアップを取ったら、スマホの写真を削除することも可能。写真はスマホの容量をたっぷり占めるので、年末だけでなく、定期的に大掃除をするのはおすすめ。
◆写真の整理
iOSの「写真」アプリも、Windowsの「写真」アプリも、PCに標準搭載されています。どちらもアルバム、フォルダの作成、検索のためのツールを備えているのでとても便利。わたしがおすすめしたいのが、顔認識機能を使うことで、写真に写っている人物をもとに自動的にタグ付けできる機能。特定の人物をテーマにしたアルバムをすばやく作成することができます。また、アクティビティや場所、日付などのキーワードで検索できるので、関連する写真を素早く集めてアルバムを作成することができます。とは言え、検索は必ずしも完璧ではないため予めご了承下さい。
◆思い出を創ろう!
写真のバックアップができたら、想い出深い作品をプリントやポスター、アルバムに制作するのもおすすめ。創るためのサービスは、無料、有料、定額制とさまざまです。また、USB接続やアプリ、メール経由で何百枚もの写真を回転させてセットできる、評判の良いデジタルフォトフレームも◎。もし時間に余裕があるのであれば、写真編集の世界に踏み込むのも良いオプションかもしれません。
◆アナログ写真はデジタル化するのもあり
わたしの実家には、たくさんの思い出写真が写真屋さんでもらったアルバムにきれいに入れられ保管されています。今は亡き祖父母との思い出写真や、はじめて行った海外旅行(定番のハワイでした)、小学校で毎年楽しみにしていた運動会などなど…今すぐには無理ですが、こうしたプリントされた写真をデジタルに移行していきたいと思っています。アナログ写真をきれいに保存していきたいと言う方におすすまなのが、デジタル・スライド・スキャナー。手作業になり時間がかかりますがやる価値はあるはずです。
3. 使わないアプリは削除
「何でこのアプリダウンロードしたんだろう?」というものはありませんか?(わたしは、あります!)
使っていないアプリも今年の内に削除するのがおすすめ。ただし、アプリを削除する前に、アプリに関連するアカウントを削除したり、スマホに保存されているすべてのデータ、パスワード、ユーザーIDも削除するのをお忘れなく。
デジタル機器の中身の大掃除は楽しい
取り掛かってみると分かると思いますが、デジタル機器の中身の大掃除は時間がかかります。その分、大きな収穫があります。その過程で、眠っていた思い出を再発見したり、また共有したくなることも多々あったり…。
皆さんが年末の大掃除を少しでも楽しむことができ、またスッキリした気持ちで新しい年を迎えられるためのヒントになれば嬉しいです。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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