腰や背中のコリの原因【肋骨の出っぱり】をなくす!お腹クロスエクササイズ
肋骨がボコッと前に出っぱっている、そんなお悩みを密かに感じていませんか?肋骨の出っぱりがあると、ブラジャーのアンダーサイズが広がってしまったり、きれいなくびれが出来ません。また、肋骨が出っぱっていることで腰や背中のこりにも繋がっている方も多く、見た目にも機能にも影響があります。そこで今回は肋骨の出っぱりを無くすためのお腹のエクササイズをご紹介します。まずはあなたの肋骨が出ているのかどうか、チェックしていきましょう。
あなたは当てはまる?チェックしてみよう
・肋骨が左右に開いている
・肋骨の高さが左右で異なっている
・肋骨を自力で閉じることができない
・腰に寄りかかったように反った姿勢が楽に感じる
あなたに当てはまるものはありましたか?この中の1つでも当てはまれば、肋骨が出っ張っている可能性があります。肋骨が出っ張る原因は姿勢にあり!
肋骨が出っ張ってしまう原因は姿勢にあります。1つ目は、腰が反ってしまう反り腰の姿勢です。腰が反ることで背骨がしなり、それにつられて肋骨が開いてしまうからです。腰に寄りかかったように反った姿勢が楽に感じる方は要注意です。お腹のエクササイズを行い、反り腰を改善しながらお腹の意識を高める必要があります。
2つ目は、肩に力が入り、肩が上がってしまう姿勢に原因があります。肩が上に上がると、肋骨も一緒になって上へ上がります。肋骨が上に上がると、呼吸がしにくくなるため、何とか空気を取り込もうと肋骨が広がっていきます。この場合は息をはきながらお腹のエクササイズを行い、固まった肋骨付近の筋肉(腹斜筋)に刺激を入れる必要があります。
肋骨が出っ張る原因はこの2つの姿勢にあります。お腹をクロスに縮め、腹斜筋に刺激を入れることで肋骨の出っ張りが収まり、胴体が筒のような形に整っていきます。肋骨の出っ張りが消えると、自然と姿勢も良くなります。
腹斜筋を使って肋骨の出っぱりをなくそう!
肋骨の出っ張りを無くすためにアプローチしたいのが、イラストの真ん中2つの「外腹斜筋・内腹斜筋」という筋肉です。お腹をクロス方向に縮めることでこの2つの筋肉が収縮し、広がった肋骨を閉じ、胴体を筒のような形にしてくれます。
腹斜筋に刺激を入れていくと、肋骨自体が広がったり閉じたりと動かせるようになってきます。エクササイズ時は呼吸を止めずに、息をはきながら腹斜筋を縮めるように意識してください。
肋骨の出っ張りを無くす!お腹クロスエクササイズ
1)膝を立てて仰向けに寝ます。両手は頭の後ろに添えてください。
2)肘と膝をクロス方向に近づけて、腹斜筋を縮めます。
肘と膝をつけられるようになることを目指しましょう。お腹に効いている感覚が無い場合は肘と膝を近づけたまま5秒静止して見てください。
3)交互に連続して10~20回行いましょう。
息をはきながら行うことで肋骨が動きやすくなり、肋骨の出っ張りを解消できます。
肋骨の出っ張りがなくなると、見た目も背中や腰のお悩みも良くなっていきます。10回、20回と回数を増やして行けるように繰り返し取り組んでみてください。
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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