【腎臓】を意識するだけで若々しさアップ?|腎臓を元気にする簡単呼吸法3選
エイジングケアといえば外側からの対策をイメージしがちですが、内側、つまり内臓を意識した対策も取り入れてみませんか? 特に腎臓は「エネルギーを宿す臓器」と言われています。腎臓への意識的な呼吸をすることで、若々しい内臓に導きましょう。
身体からのこんなサイン、感じていませんか?
白髪が以前より増えた
関節が痛む
筋力が低下し、すぐに座りたくなる
むくみやすい
トイレが近くなった
加齢による筋力低下やホルモン変化の影響もあるかもしれませんが、実は身体のある臓器の精力が弱まることでも上記のような不調は出ると考えられています。その臓器とは腎臓。腎は「生命の源の気を宿す」と考えられている大事な臓器です。また、両親からもらったエネルギーを宿す臓器とも言われています。腎に呼吸を届けることを意識することで、腎の活力が上がり、アンチエイジングにも繋がっていくのです。
腎臓の位置
腎臓は背中側にある握りこぶし大の臓器。両手で握りこぶしを作り背中に当て、手の甲が当たる位置にあります。(第12肋骨付近)。
腎臓の主な働き
老廃物を身体から排出する
血圧を調整する
血液を作る司令官
体液量、イオンバランスを調整する
強い骨を作る
このように、腎臓が正常に働いてくれているおかげで元気な身体を保つことができる、私たちにとってとても大切な臓器なのです。
腎臓を意識した呼吸
①まっすぐ立った姿勢で両手を握りこぶしにし、背中に両手を当てる。
②手を当てたまま足の付け根からゆっくり前屈。両手のある位置、腎臓に向かって深呼吸を繰り返す。(背中の伸びを十分に感じられない場合は、両膝を曲げてもOK)
③背骨から順番に体を起こし、頭が最後になるようゆっくり起き上がり、元の姿勢に。立ったまま腎臓に向かって深呼吸を繰り返す。
腎臓に効果的なポーズ
パッシモッタナーサナ(背中を伸ばすポーズ)
①両足を伸ばして座り、つま先を天井に向け、かかとをできるだけ前に押し出す。
②頭頂が遠くを通るように意識しながら、脚の付け根から体を折り曲げ、上半身を前に倒す。背中を伸ばすのが目的なので膝は曲がってもOK。両手のひらは上向きに。呼吸をするたびに全身の力が地面の方へかかるように意識すれば、さらに背中が伸びる。
③背中にある腎臓に向かって深呼吸を繰り返す。
④両手を自分の方へ引き寄せて背骨から体を起こし、ゆっくり元の姿勢に戻す。
アドムカシュヴァナーサナ(ダウンドッグ)(下向き犬のポーズ)
①四つん這いになりお尻とかかとをくっつける。両手は前へ伸ばし、脇の下を十分に伸ばす。
②両足のつま先を立てて、膝、お尻を斜め上、天井の方へ高く持ち上げ下半身に力をのせていく。お尻を頂点とした大きな三角形になるように。
③お腹に軽く力を入れ、背中の伸びを感じながら腎臓に向かって深呼吸。(背中の伸びを感じない場合は、両膝を曲げてもOK。)
④両膝を床に下ろし、お尻をかかとへ下ろし、一呼吸。両手を引き寄せ、背骨から体を起こし、頭が最後になるようにゆっくり起き上がる。
背中の伸びを感じながら腎臓へ意識を向けて呼吸をすると、呼吸が深く長くなり、体内の巡りまでよくなっているのがわかると思います。外側だけでなく内側からのケアで、不調を感じないいきいきとした毎日を目指しましょう!
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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