肩こりや腰痛は、背骨の柔軟性を上げることで解決する?背骨を丸めて伸ばす簡単ストレッチ
肩こり・腰痛・背中の疲れなど「体の背面のお悩み」は、実は背骨の柔軟性の低下が原因になっていることも。日常生活の中で背骨を動かす機会はほとんどありません。せいぜいパソコンやスマホを触る時に前屈みになるくらいです。それだと、圧倒的に背骨の動きが少ないのです。背骨は積み上げたブロックのように骨が繋がっています。背骨を滑らかに動かし、柔軟性を上げるだけで背面のお悩みが解決します。今回は背骨の柔軟性を上げるストレッチをご紹介します。
背骨はブロックのように繋がっている
ひとつひとつの骨がブロックのように積み重なり、チェーンのような形を作っているのが「背骨」です。
頚椎(首)、胸椎(体幹部)、腰椎(腰)、仙骨・尾骨(お尻〜尻尾)とそれぞれのパートに名前があります。
どこか一部だけを動かさなかったり、逆に動かしすぎると負担がかかり、肩こり・腰痛・背中の疲れなどに繋がります。
今回紹介するエクササイズはこの背骨全てを同時に動かします。「背骨は1本の骨!」とも言わんばかりにガチガチに背骨が固まっていて、滑らかに動くことを忘れてしまっている方も多くいらっしゃいます。
エクササイズ中は背骨がブロックのように積み重なっているイメージを頭の中に思い浮かべてください。イメージすることで背骨を滑らかに動かすことができます。
何もせずにいると背骨は丸く固まってしまう
街で時折見かける腰の曲がったお婆さん・・・そう!何もせずにいると腰が曲がったように背骨は丸く固まってしまいます。
これは歳を重ねることで背骨の1つ1つのブロックの隙間が無くなったり、背骨を支える筋肉自体が伸び縮みしなくなることで引き起こされます。
一言で「老化」と片付けるのか、それとも機能も見た目も若々しくいるために背骨の柔軟性を上げるのかはあなた次第です。
痛みがなく快適に、そして綺麗な姿勢でいつまでも過ごすためにも背骨の柔軟性を上げるストレッチを行いましょう。
【背骨の柔軟性を上げる】背骨を丸めて伸ばすストレッチ
やり方
1)四つん這いになり、手と足をセット
「肩の下に手首・お尻の下に膝」になるように四つん這いになります。
2)背骨を丸める
息をはきながら背骨を丸めます。おへそが背骨に近づくイメージでお腹をへこませます。
首の力を抜いて、猫が伸びるように背骨で高いアーチを作ってください。背面の伸びを感じていたらOKです。
3)背骨を反らせて伸びる
鼻で息を吸いながら背骨を反らせます。この時、頭のてっぺんで天井を頭突きするようなイメージを持ってください。お腹が伸びている感覚があるとOKです。一連の流れを5〜10回行いましょう。
動画でやり方を見る
背骨の柔軟性を上げことで背面の筋肉がゆるみ、肩こり・腰痛・背中の疲れなどを解決します。また、将来の体の快適さ・綺麗な姿勢にも繋がります。呼吸を止めずに背骨を滑らかに動かしていきましょう。
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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