「ストレッチやマッサージしても、コリがほぐれない…」蓄積疲労が原因?副交感神経を優位にするヨガ

 「ストレッチやマッサージしても、コリがほぐれない…」蓄積疲労が原因?副交感神経を優位にするヨガ
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磯沙緒里
磯沙緒里
2021-11-16

ストレッチをしているのになかなかほぐれない、マッサージに行ったもののすぐに強ばるなど、長引く強ばりは疲労が蓄積しているかもしれません。思い当たる方は、早速ケアしていきましょう。

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疲労の蓄積のサインとは?

ストレッチやマッサージなど自分なりにケアをしていてもなかなかほぐれない、すぐに戻ってしまうなどの長引くこり、強ばりを抱えている方はとても多いです。これらに当てはまる場合、疲労が蓄積しているかもしれません。以下に当てはまる方は今回のケアがお勧めです。

・身体が重だるい

・寝起きが悪い

・寝ても疲れている

・最近体力が落ちたと感じる

・ジョギングや筋トレなどハードな運動をした

・仕事や勉強で疲れたり、ストレスが溜まっている

・育児や介護、家事に追われて落ち着いて過ごす時間が少ない

当てはまる項目が1つでもあった方は、疲労が蓄積している可能性があります。それはなぜでしょう?

疲労

疲労の蓄積は誰にでも起こり得る

疲労の蓄積というと、自分はそこまで忙しい生活を送っているわけではないから当てはまらないのではと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私たち現代人の多くは疲労が蓄積しやすい状態にあるのです。

仕事や育児や介護、家事、勉強など疲労というと思い浮かべやすいものだけでなく、健康管理のための運動、隙間時間にスマートフォンでSNSチェックや調べ物など、自分の自由時間に好んで行うことでも疲労の蓄積に繋がってしまいます。身体を動かしている時間とディスプレイを見ている時間とを合わせるとかなりの時間になる方が多いのではないでしょうか?

身体を動かしたり、ディスプレイを見たりする時間=活動量が自分の許容量を超えてしまうと、自律神経のバランスが乱れてしまい、交感神経優位の状態が続いてしまいます。交感神経が優位になると、緊張状態になるため、神経の高まりが続き、身体の強ばりは取れにくくなります。この状態が続いてしまうと、呼吸は浅く、血流は悪くなり、睡眠の質も低下します。このような状態に陥ると、なんだかずっと重だるく筋肉が緩まない状態になってしまうのです。これを改善するためには、副交感神経を優位にする時間をつくることが必要です。

忙しい時こそ、副交感神経を優位にする時間をとりましょう

忙しい時は時間が惜しくて寝る直前まで仕事や家事などを行い、そのまま入眠しようとするも寝付きが悪い事態に陥りやすいです。そんな時こそ、5分でも10分でもいいので副交感神経を優位にする時間をとりましょう。疲れ切っている時には、以下のような簡単にできるケアがお勧めです。

まずは腹式呼吸でどこにいても副交感神経を優位に

呼吸法なら移動中や隙間時間などでも実践しやすく、場所もとりませんので忙しい人にお勧めです。

1. 好きな姿勢で座り(移動中なら立ったままでもOK)、自分自身に意識を向けます。

2. 鼻から息を吸いながら腹部を大きく膨らませ、鼻から吐きながら腹部を凹ませましょう。この時、腹部に手を当てながら行うとより意識を向けやすいのでお勧めです。

3. 10呼吸ほど行い(もっと行ってもOK)、自然な呼吸に戻します。

ベッドの中でもできる副交感神経を優位にするヨガで1日の終わりにリラックス

10分程度時間が取れる場合は、寝る前にベットの中で以下の動画を試してみましょう。忙しい日の終わりや、ストレスを感じている時などにそのまま眠らずにケアしてあげることで睡眠の質が高まり、回復しやすくなります。疲労を蓄積しないためにもぜひ行ってみてください。

 

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磯沙緒里

磯沙緒里

ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。



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