座っている間じゅうお尻に体重がかかりっぱなしに…カチコチになったお尻を柔らか~くほぐすストレッチ
座って過ごしている間、ずっと。自分の体重がズーンとかかり続けている“お尻”。お尻への負担は、相当なものです。そのせいか、「何だか、お尻や太ももの裏が痛いような……?」、今回はこんな症状に心当たりがある方にオススメのストレッチを紹介していきたいと思います。
座って過ごす時間。姿勢のクセによって首や肩、背中、腰などに負担がかかり、凝りが生じるのは珍しいことではありません。また、そうなったとき。これらのパーツは、「マッサージやストレッチをしよう」という意識が向きやすいところでもあるでしょう。
では、姿勢が崩れていても、しっかりと正していても、そのどちらでも負担がかかるパーツ“お尻”はどうでしょうか? 座っている間、ずっと自分の体重を支え続けているのにも関わらず、意外と放っておかれがちだと思いませんか。
お尻には、大臀筋や中臀筋、小臀筋といった足を動かす筋肉や、梨状筋(りじょうきん)といった足と骨盤をつないで股関節を安定させる筋肉が存在するのですが、座って過ごしている間はずっと圧迫された状態。「最近、お尻や太ももの裏が痛いような……」なんていう症状は、坐骨神経がすぐそばを通る梨状筋の凝り固まりと関係があるとも言われています。
そこで今回は、ずっと体重がかかりっぱなしになってカチコチに凝り固まった“お尻周辺”のストレッチを紹介していきたいと思います。
カチコチお尻をほぐすストレッチ3つ
ストレッチ①
(1)ひざを立てて座る
→つむじから尾骨までがスッと真っすぐになるように、背筋を伸ばす
(2)手を体のうしろについて上体を軽く倒したら、右足首を左太ももに乗せる~60~90秒キープ
→右ひざの角度を変えてみて、お尻がほどよくストレッチされるところでキープ
(3)反対側も同様におこなう
ストレッチ②
バランスボールもしくは、ソファか椅子の前でおこなうストレッチ。
(1)右ひざを曲げ、左足はうしろに伸ばす
→右かかとは恥骨に近づける
→左足は真っすぐうしろに伸ばし、足の甲を床につける
(2)股関節から上体を前に倒し、腕をバランスボールに預ける~60~90秒キープ
→上半身を脱力させて、右側のお尻の伸びを感じる
(3)反対側も同様におこなう
ストレッチ③
(1)仰向けになり、ひざを立てる
→足幅はこぶし1個分
→腕は体の横
(2)両足を右側に倒す
→肩が床から浮かないようにする
(3)右ひざが骨盤の延長線上にくるように左方向に引き、右手で左ひざを上から押さえる
→腰に痛みのある方は、無理のない範囲でおこなう
(4)目線を左手の指先に向ける~60~90秒キープ
→腰が反らないように、ヘソを軽く引き込む
(5)反対側も同様におこなう
以上、カチコチになってしまったお尻をほぐすストレッチを紹介しました。
普段、なかなかストレッチをする機会がないお尻まわりの心地よい伸びを感じられたのではないでしょうか。
デスクワークやテレビ・映画鑑賞、ネットサーフィン、読書……。一日のなかでも座って過ごす時間は長いものです。
お尻や太ももの裏の違和感を感じたとき、または気分をリフレッシュさせたいときなどにもおこなってみてください。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く