腸活&ギルティフリー!世界アスリートセレブも大好き"天然のキャンディー"デーツを管理栄養士が解説

 腸活&ギルティフリー!世界アスリートセレブも大好き"天然のキャンディー"デーツを管理栄養士が解説
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松田 真紀
松田 真紀
2021-11-22

今、話題のスーパーフードといえば、デーツ。グルテンフリー、糖質フリーなどによる肉体改造で知られるプロテニスプレーヤーのジョコビッチが試合中のエナジーフードにしているほか、海外セレブが、心と体が喜ぶギルティーフリーなスイーツ、ヘルシースナッキングフードとして愛用。#detesはSNSで145万件! 日本でも人気が沸騰し、ドライフルーツとしてスーパーやコンビニでも手軽に買えるようになりました。 もうお試しになりましたか? その魅力は、黒砂糖のような濃厚な「甘さ」。 それでいて、アラブ地方では「神のフルーツ」と称され、贈答品とされる美容健康のスーパーフード!その魅力に迫ります。

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「ギルティフリー」「ナチュラルスナッキング」など、ダイエットの大敵と思われていた甘いものも我慢しすぎず、心と体にやさしい食事を楽しむ時代になりました。そんな中、注目され、スーパーやコンビニで増えているのが「デーツ」。もうお試しになりましたか?

デーツってなに?

デーツとは、「ナツメヤシの実」。

紀元前から多くの人に食べられてきた歴史があり、ドライフルーツはねっとりとした甘さが特徴で、別名「天然のキャンディー」。

古くから優れた栄養源として「命」「愛情」「幸福」の象徴とされて、クレオパトラが愛したフルーツといわれいます。高級なマジョル種品種デーツは国王御用達の贈答品として珍重されています。

「ラマダン(断食)明け」に最初に口にする食べ物。腸を整えて体を整える栄養がとれる。

特筆すべきは、食物繊維がごぼうの1.5倍!まさに健康と美容の”腸活フルーツ”であること。

それだけではありません。ラマダン明けに食べられているだけあって、その1粒で体の不調を整えてくれるビタミン、ミネラル分が凝縮された「スーパーフルーツ」。つまりダイエット中にもぴったりといえます。

細胞や筋肉の働きを助けるほか、神経興奮を抑制してイライラを沈める作用もあるカルシウムはイチジクの2倍。成人女性の5人に1人は鉄欠乏のため貧血になると言われており、特に女性は貧血による疲労を起こしやすい。ダイエット中のふらつきなど予防にも。鉄分は、血液中の赤血球を作るのに必要な栄養素です。赤血球が十分作られ、身体の隅々まで酸素が行き渡ることで、代謝の向上や疲労回復にもつながります。ダイエット中の足の”つり”など弱くなりやすい筋肉収縮を助ける「マグネシウム」はプルーンの約1.5倍、レーズンの約2倍。むくみ予防に必要な「カリウム」はバナナの2倍。

#deetsは145万件!愛されるその理由は?

このような優れた天然食材は、あの世界的テニスプレーヤーのジョコビッチ選手が試合中のスナックとして食べている姿も有名。ナチュラルな古代食を用いた食事法「パレオダイエット」で推奨される食品として美容家がこぞって取り入れています。

こんなに甘いのに・・・血糖値が上がりにくい「低GI」。ヴィーガンもOK。

その理由は、血糖値の上昇が緩やかな「低GI」食材だから。血糖値を緩やかにあげることで、その後の急降下「血糖値スパイク」が抑制され、食欲抑制し、やだるさ、倦怠感などを緩和します。自然の優しい甘さ、デーツを使ったエネジーバーは世界中でアスリートが愛用。そのまま食べてよし、自然の甘さとしてスイーツや料理にOK。海外ではシリアルやお菓子、料理に入れて幅広く使われています。デーツシロップとして販売されているので、アイスやスイーツにも愛用されています。はちみつが苦手な方やヴィーガンでも使えるのも幅広く愛されるメリット。

食べ方のおすすめは、はさむだけ「くるみデーツ」

デーツの種をとって、素焼きのくるみを挟むだけ。シンプルな食べ方ながら、くるみ脂分とデーツの濃厚な甘さはベストマッチ!お互い異なる食感で食べ応えもアップ。抗酸化作用の高いブラックコーヒーにぴったりのリッチなスイーツです。

くるみに豊富なオメガ3系脂肪酸はダイエットオイル。デーツと一緒に食べることで、さらに血糖値の急上昇を抑えます。オメガ3系脂肪酸の抗酸化作用はデーツに豊富に含まれるビタミン類やミネラル類と一緒に摂取することでその効果がアップします。

1日の量は2〜3粒。

デーツのカロリーは100gあたり266kcalです。1粒20g程度で53kcal程度と決して低くありませんが「天然のキャンディー」は、コクがあるので1つ食べるだけで至福の甘さ。2〜3粒も食べれば、大満足。

クレオパトラも愛した、心と体を満たしてくれるギルティーフリースイーツ。ぜひ、お試しください。

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AUTHOR

松田 真紀

松田 真紀

1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。



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