繊維豊富&低糖質!バナナとオートミールだけで作るシリアルバー|管理栄養士が教えるダイエット朝食
コロナ禍で、もうくたくた…私も同じです。今こそ、頑張らない食トレを始めてみませんか? 私は幼い頃から朝ごはんが大好きでした。味噌汁をすすった時のホッとゆるむ感覚は誰もが経験したことがあるものではないでしょうか。トントンと野菜を切る音や、トーストが焼ける香ばしいにおい、元気色の彩りフルーツ…朝ごはんは1日の始まりを五感で感じられる幸せな食事です。「ゆるく豊かな朝時間 × ずるい栄養学」で始まる「キレイが目覚める朝ごはん」の連載です。
グルテン、砂糖、乳製品フリーのオートミールバー
朝から食欲がない方や時間がない方に、いつでもどこでも携帯して手軽に食べられるシリアルバーは重宝します。
シリアルとは穀物全般のこと、もしくは穀物をフレークやパフ状に加熱加工して食べやすくしたものを指します。シリアルバーとは、それらにシロップやオイル、チョコレート、ペースト状にしたドライフルーツなどをからめてバー状に固めた物です。使用する穀物やトッピング、つなぎの種類によってもさまざまなアレンジができます。
今回は、SNSで話題の「オートミールとバナナだけで作るクッキー」をバー状に成形してみました。小麦ではなくオーツ麦を使用することでグルテンフリー、甘味はつなぎに使っているバナナのみなので砂糖フリー。乳製品も不使用です。しかも、焼き時間を除けば10分もかかりませんので、暇な時に焼いて作り置きしてみてはいかがでしょうか?
材料( 6×3×1cmのオートミールバー 8本分 )
バナナ2本、オートミール100g
作り方
① 潰したバナナとオートミールを混ぜあわせます。
② 天板にクッキングペーパーを敷き、①をバー状に成形して並べます。
③ ②をオーブン200℃で20分焼いたら、しっかり粗熱をとって完成です。
ポイント
厚めに成形するともっちり、薄めに成形するとさっくり香ばしい仕上がりです。お好みの方で作ってみましょう。
成分表(1本当たり)
エネルギー:78kcal、タンパク質:2.1g、脂質:0.8g、炭水化物:16.8g(糖質:15.0g、食物繊維:1.6g)
ちょい足し食トレで、もっとおいしく!もっと健康に!
バナナとオートミールを混ぜ合わせる工程にナッツやドライフルーツ、ココアパウダーのようなちょい足し食材をプラスしてみましょう。食感や風味が美味しさをプラスしてくれるだけでなく、健康面でも嬉しい点があります。少しご紹介します。
ちょい足し食材:きなこ
オートミールとバナナだけではタンパク質が足りない方におすすめしたいトッピングがきなこです。大豆由来の良質タンパク質が摂れるだけでなく、香ばしさもプラスしてくれます。
ちょい足し食材:シナモンパウダー
体を温める働きがあるシナモンはこれから寒くなる時期にぴったりです。甘い香りは食欲も満たしてくれます。シナモンの他、心を落ち着けてくれる香りをもつカルダモンやローズマリーもバナナによく合います。
いかがでしたか?
毎月オートミールを使った朝食をご紹介しています。オートミールは食べた後にお腹の中で膨らむため満腹感が得られやすく、焼きバナナのほんのりやさしい甘さは口を満足させてくれます。ぜひ一度お試しください。
AUTHOR
石松佑梨
サッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの専属管理栄養士として従事。のべ2万人以上に提供してきた「頑張らない食トレ」を武器に、近年は企業の健康経営や地域創生も展開する。幼い頃から「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」で、誰もがおいしく食べて健康になれる社会を目指している。著書に『過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー』(かんき出版)がある。
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