【うまくいかない…だるい…そんな時に気分を切り替える魔法のメソッド】自律神経を整える呼吸法
ちょうど季節の変わり目となってきました。 気温や気圧の関係で、普段以上に無意識にストレスを感じやすいとき。 今回は、呼吸で簡単にストレスを解消できる方法をご紹介します。
不眠に繋がったり、不安を感じやすくなったりと、様々な不調を引き起こす原因のひとつにストレスがあげられます。普通に生活しているだけで、ストレスを感じやすいと言われている現代。ストレスをためない・感じさせない身体づくりを意識的にしていく必要があります。
自律神経とストレスの関係
「自律神経」ご存じですか? “ストレス社会”なんて言葉が流行りだしてから、目にするようになった方も多いのではないでしょうか。
自律神経は
・交感神経
・副交感神経
の二つから成り立っています。
交感神経は活発に活動しているときや、緊張・ストレスを感じているときなどに働く神経。副交感神経はリラックスしているときや、落ち着いているときに働く神経です。
こう見ると交感神経の方が悪く捉えられやすいのですが、常にリラックスしているのが良いわけではなく、この2つの神経のバランスが取れていることが大事。日中は交感神経を優位に、夜は副交感神経を優位に働かせることで、バランスの取れた状態となります。
しかし現代では、夜遅くまで仕事をしている、寝る直前までスマホやパソコンを見ている、などの行動により、夜になっても交感神経が活発な状態になってしまう方が増えていると言われています。
そして、自律神経は自分の意志でコントロールすることができません。しかし、唯一コントロールできるといわれているのが、呼吸です。
あなたの普段の呼吸法は?
普段の呼吸に意識を向けたことはありますか? まず、鼻呼吸をしていますか? マスク生活が続いて口呼吸が癖になっている方も多いのではないでしょうか。
口呼吸が癖になると、呼吸が浅くなります。浅い呼吸が続くと交感神経が強く働くようになり、自律神経を乱し、ストレスを増幅させてしまいます。
また、お顔周りの筋肉の低下からや、ウイルスを直接吸い込んでしまうなど、身体に悪影響を及ぼすと言われています。
なるべく鼻で、深い呼吸を意識できたらいいですね。
片鼻呼吸法
呼吸法には様々なものがありますが、本日は、自律神経を整える効果のある片鼻呼吸法をご紹介いたします。まず口を閉じて、鼻で呼吸をします。鼻の前に手を添えて、吐き出す息の強さの左右差を感じてみてください。
一般的に、
右鼻で呼吸をしていると交感神経が優位な状態。
左鼻で呼吸をしていると副交感神経が優位な状態。
であると考えられます。どちらの方が強く吐き出されていたでしょうか? 片鼻呼吸法では、左右交互に呼吸を行うことで、自律神経のバランスを整えます。
実際にやってみましょう。
①右手を出し、人差し指と親指を曲げた状態を作ります。
②鼻の前に手を持っていき、両鼻から息を吐き切ります。
③親指で右鼻を塞ぎ、左鼻で息を吸います。
④吸いきったら薬指で左鼻を塞ぎ、一度呼吸を止めます。
⑤右鼻を開放し息を吐き切り、そのまま右鼻から息を吸います。
⑥吸いきったら親指で塞ぎ、一度呼吸を止めます。
⑦左鼻を開放し、息を吐き切ります。
⑧この流れを数回繰り返したら、自然な呼吸に戻し、落ち着いていることを感じる。
いかがでしたでしょうか?
不安が強かったり、イライラしているときは左鼻からの呼吸を意識してみたり、
頑張りたい!というときは右鼻からの呼吸を意識してみたりと、ご自身の状態に合わせて整えてあげるのも効果的です。
ストレスを減らす方法をひとつでも知っておくだけで、心に余裕が生まれます。
ぜひ試してみてくださいね。
AUTHOR
yun
元々、前屈は膝に届かず、運動は苦手。しかしヨガをするほど体は柔軟に。深めるほど心も柔軟になっていくことを実感◎固定概念に囚われていた自分とはサヨウナラ!考え方が180度変化し、自分のことが好きでいられるように。モットーは「ヨガのハードルを低くする。」柔らかなレッスンを心がけている。前職は幼稚園の先生。この経験を活かしベビーマッサージ講師も務める。ただの触れ合い遊びではない、体と心と脳の成長を促す、ベビーマッサージについての講座も開催している。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く