ストレスの影響は意外なところにも?自分では気づきにくい「ストレスの現れ方」|臨床心理士が解説

 ストレスの影響は意外なところにも?自分では気づきにくい「ストレスの現れ方」|臨床心理士が解説
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南 舞
南 舞
2021-09-02
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自分と他人のストレス、比べてはいけない

まず忘れてはいけないのが、ストレスへの耐性には個人差があり、そしてストレス反応として現れる症状にも個人差があるということ。頑張り屋な人、物事を真剣に考えすぎる人、優しい人ほど『〇〇さんに比べたら、こんなこと大したことない』といったように、他人と自分のストレスを比べて、自分のストレスを見ないようにします。そのことがストレス反応を長引かせ、最終的に心身の健康に支障をきたすことへと繋がっていくのです。他人と比べてどうかという物差しで自分のストレス状態を測らないようにしましょう。そして、普段から自分の心身の状態を観察できるようになることが、ストレスを長期化、悪化させないために大切なことです。可能であれば、1日の中で自分の心身の声に意識を向けるためのルーティーンを作れると良いと思います。ヨガや瞑想の時間を○分と決めてやってみる、心身の健康観察日記をつけてみる、自分の体に触れる時間を作る(マッサージなど)など、自分の生活の中に取り入れやすいことであれば何でも良いです。心身の声に耳を傾け、ストレスと上手に付き合っていきましょう。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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