師弟関係とは何か|ヨガの先生と賢く付き合うための11の実践的なアドバイス

 師弟関係とは何か|ヨガの先生と賢く付き合うための11の実践的なアドバイス
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1.基礎を築こう

はっきりとした部分から始めていくことにしよう。生徒と先生の適切な関係は、先生が教え、生徒が学ぶというものだ。先生は、関わり合いを持つことはできるが、生徒との間にはっきりとした適切な境界線を引き、生徒のほうも、先生は新しくできた親友でも、恋人でも、親の代わりになる存在でもないことを理解している。生徒は先生にためらわずに質問することができ、先生は間違いを認めることを厭わない。このような関係には、両サイドからの倫理的な透明性がある。それとともに、生徒は先生にある程度の親近感を持てるほうがよい。優れた先生、あるいはマスターと言われていたとしても、それが自分に合った指導者であるとは限らない。つまり、自分が学び、先生が教えようとする決意に加えて、両者の間によい化学変化が起きていなくてはいけないのだ。先生が本当の自分を「見て」、受け入れてくれると感じる気持ちが強まるほど、その指導やチャレンジを受け入れやすくなる。

2.望む気持ちを培おう

心から学びたい、成長したいと思っていれば、完璧な先生でないとしても、その気持ち自体が導き手となって自分を助けてくれる。「先生は、生徒の準備ができたときに現れる」という古い格言は、プラクティスのあらゆるレベルで当てはまる。自分にとって、ヨガのプラクティスが重要になればなるほど、どこで教えに出合おうと、よりオープンな心で受け取ることができるようになる。

3.期間を決めて決意をしよう

伝統を重んじる先生の中には、決意をする前に少なくとも1年はそこで学んでみるよう助言する人もいる。だが、ものごとの進むペースが速い今の時代では、6カ月という期間をお勧めする。その間は、できる限り忠実に先生の指導に従うと心に決めるのだが、これは、先生に対して質問さえしないとか、異議を唱えなかったり、疑問をそのままにしておいたりするという意味ではない。ただし、疑問が解決したあとには、先生の持つ知識を敬う気持ちが大切だ。自分に合った先生かどうかを知る唯一の方法は、先生の教えが自分にもたらす効果が分かるまで十分な時間をかけることだ。時として、自らの内からの導きが先生の指導にとって代わる場合もあるだろう。けれども、たとえ先生の指導が、自分が正しいと思うものとは違っていても、初めのうちは、先生は何を教えるべきかを分かっていると考えるようにするのが一番だ。決めた期間が終わったときには、その経験を評価する時間をとり、この先も学び続けるのかを決めるようにしよう。

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Translated by Yuko Altwasser
yoga Journal日本版Vol.33掲載



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