「ストレスは悪いもの」それホント?ストレスにまつわる3つの誤解とは|臨床心理士が解説
ストレスと上手に付き合うために必要な心得とは?
心得その1:ストレスの感じ方には個人差がある
身長や骨格などに個人差があるように、ストレスの感じ方にも個人差があるので、誰かと比べても仕方がないもの。人がストレスに感じないことでも、自分にとっては大きなストレスになるというのはあり得ることです。『こんなことにストレスを感じるなんて』と思うのではなく、『私はこういうことでストレスを感じてしまうんだ』と理解しようとする姿勢を持つことが大切です。
心得その2:ストレスはなくすのではなく、うまく付き合っていく
残念ながらストレスを完全になくすことはできません。なので、『ストレスをなくす、減らす』という思考に囚われてしまうと、それがさらにストレスになってしまいます。ストレスはなくすことができないということを前提に、『うまく付き合っていくもの』という視点をプラスしてあげると良いと思います。
心得その3:無視せずに、耳を傾ける
ストレスが溜まってくると、身体や心に何かしらのサインが現れてきます。そうしたサインを無視することなく、理解しようと耳を傾けることが大切です。耳を傾け、必要なケアをすることで、ストレスが溜まって爆発するのを防ぐことができます。
ストレスに対する誤解、少しは解けましたか?ストレスに対する正しい理解とマインドを持つことがストレスの対処法の第一歩。自分はどうだったか今一度振り返ってみてくださいね。
AUTHOR
南 舞
公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く