「昔からの友達」と話が合わなくなった…そう感じた時に知っておきたい4つのヒント|臨床心理士が解説

 「昔からの友達」と話が合わなくなった…そう感じた時に知っておきたい4つのヒント|臨床心理士が解説
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南 舞
南 舞
2021-07-08
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「どう付き合ったらいい?」と悩んだときに持っておきたい考えとは?

変化することは避けられない

発達臨床心理学の中では、20代後半から30代は【成人期】と呼ばれる時期。この時期は、転職するか、今のまま働き続けるか・結婚するかしないか、出産するかしないかなど、人生の節目となる様々な変化を経験します。人生の中で大きな選択をすると環境が変わり、見える景色や価値観も自然と変わっていくものです。ですから「変化するということは避けられないものである」という視点も頭の片隅に入れておくと、ガッカリせずに済むかもしれません。

ライフステージ
「変化することは避けられない」

変化する中で、変わらない部分もある

ライフステージによって変化していく一方で、人は「今までの私もずっと私であり続ける」という【連続性】という部分も必ず持ち合わせています。表面的には立場が変わってしまうように思えても、相手の本質の部分で変わっていないところは必ずあるはずです。話の表面的な部分から一歩引いて、相手の良さそうなところを探してみると、同じ話でも感じ方が変わるかもしれませんよ。

友達
「変化する中で、変わらない部分もある」

相手に期待しすぎているかも?

「きっと〇〇してくれる」「こう思ってくれるだろう」と相手の言動や行動に期待を持ち過ぎていると、予想と違った時にイライラしたり、ガッカリすることが増えてしまいます。どんなに仲がよかった友達でも他人である以上、100%理解しあえるというのは難しいものです。「友人なのだから理解してくれるべき」という執着を手放せると良いですね。

期待
「相手に期待しすぎているかも?」

無理して付き合わなくてもいい

どうしても合わないと感じる時は、無理に合わせなくても良いと思います。例えば、グループチャットに頑張って返事を返そうとしない、会う機会を少し減らしてみるなど。我慢して付き合い続けることで余計に関係が拗れてしまうこともあります。今はタイミングじゃないけれど、時間が経てばまた仲良しに戻れるということもありますし、ぜひ相手との適切な距離感を探してみてください。

付き合い
「無理して付き合わなくてもいい」

相手との関係性に悩んだ時こそ、自分を見つめてみて

人間関係の問題は相互性の中で起きること。つまり、相手だけが変わってしまったというわけではなく、自分の受け取り方やその時の状態にも影響されています。自分とは違うライフスタイルを選んだ友人が妬ましく感じたり、上から目線のように感じてしまうなどのマイナスの感情を感じる時は、そのように感じてしまう自分自身と向き合ってみることが必要なのかもしれません。ネガティブでマイナスな感情と向き合うのは気が重いかもしれませんが、向き合ってあげることで気持ちがスッキリしたり、相手への見え方が変わることもあります。一人で向き合うのが難しい時は、カウンセラーなど専門機関を頼ってみるのもひとつ。自分自身が心地よくいられる人間関係を見つけていきましょう。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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