【梅雨のジメジメ不調】 体内の余分な水分排出を促す「ラクダのポーズ」とその強度をUPしたポーズ
雨の日が続くと、体調も気分もイマイチ……。 それ、長雨による“湿気”が影響を及ぼしているからかもしれません。 そこで今回は、心身の毒素排出力が強い「ラクダのポーズ」とそれをさらにレベルアップしたポーズを紹介していきたいと思います。
梅雨に入ると、雨の日が続きますよね。
雨による過剰な湿気は、外気中に存在するだけではなくて体内にも入り込みます。そして、体の水分を必要以上に増やすことでむくみや重だるさ、頭痛、胃の不調、下痢などの不調を引き起こしたり。さらには、太陽の光が不足することで、気持ちも沈みがちになったり……。
梅雨は体と心がどんよりと、晴れ晴れしない季節でもあるのです。
では、どうしたら?
多くのヨガポーズは、体内の余分な水分や老廃物の排出を促す効果に期待されているのですが、なかでも「ラクダのポーズ(ウシュトラ・アーサナ)」はその力が強力なのでオススメです。
「ラクダのポーズ」&強度をUPしたポーズでジメジメ不調をスッキリ
後屈をして、ラクダのコブのように胸を高く突き上げる「ラクダのポーズ」。
体の前面をストレッチして内臓機能を高め、さらにはデトックスに関係する背骨にアプローチすることで毒素の排出力が高いポーズだと言われています。
のどや胸を大きく開いて深い呼吸をするため、心配事・不安から解放されて気持ちを前向きにする効果にも期待できるでしょう。
まさに、梅雨時期のジメジメ不調を吹き飛ばすのにピッタリなポーズですよね。
それでは早速、ポーズを取っていきましょう。
やり方
(1)ひざ立ちになったら足を肩幅に開き、両手を腰に添える
→足の甲で床を押すようにする
(2)上体をうしろに反らせ、片手ずつ腰から離してかかとをつかむ
→両腕を外側に回転させて、胸を開く
(3)胸を真上に突き上げて、頭をうしろに倒す「ラクダのポーズ」~呼吸を5回繰り返す
→首や頭をグラグラと動かさず、のどをしっかりと伸ばす
→ひざが外に開かないように、太ももを内側に回す
<強度を上げたポーズのやり方>
ここからは、「ラクダのポーズ」の強度を上げていきます。
体幹の強化により効果的になるので、柔軟性・筋力に自信がある方はチャレンジしてみてください。
「ラクダのポーズ」から右手を離し、頭の先に腕を伸ばす~呼吸を5回繰り返す
→上体が左右に傾かないように、ヘソを中心に真正面に向ける
反対側も同様におこなう
→キープし終えたら「ラクダのポーズ」に戻り、片手ずつ腰に添えてゆっくりと上体を起こしてくる
※ 首や背中、腰に痛みがある方は、無理におこなわないでください。
「ラクダのポーズ」は深い後屈をするポーズなので、ほかのヨガポーズやストレッチをおこなってから取り入れるとより安全です。
梅雨時期のジメジメ不調にお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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